ANAマイレージクラブのマイルは、子会社であるバニラエアの特典航空券と交換することができます。路線は少ないものの、ANAによる特典航空券よりも、少ないマイル数で特典航空券と交換できます。
2019年 ANAは、バニラエアとのマイレージ提携を終了
2019年10月26日(土)、ANAはバニラエアとのマイレージ提携を終了しました。
バニラエア自体が、Peach Aviationとの統合により消滅し、運航を終了したためです。
そのため、このページに掲載されている方法は、現在使うことができませんが、記録の為に残しておきます。
バニラ・エアとは
バニラ・エア株式会社は、日本のLCC(格安航空会社)の1つです。
2011年に設立され、その時はエアアジア・ジャパン株式会社という社名でした。
2013年にマレーシアのエアアジアとの提携が解消され、社名を現在のバニラ・エア株式会社に変更、ANAの100%子会社となりました。
現在は、成田空港と関西空港を拠点としています。(国内線の拠点は成田のみ)
成田空港でのターミナルは、LCC専用の第3ターミナルです。
バニラエアには、マイレージ制度がありません
バニラ・エアはLCCのひとつで、他のLCCと同様にマイレージ制度はありません。
そのため、バニラエアだけを利用していても、マイレージを貯めることも使うこともできません。
マイルサービスを提供するために必要なコストを、通常の航空券を料金を下げるために使っているような感じでしょうか。
ANAで貯めたマイルは、バニラ・エアで使える
しかし、親会社であるANAのマイルは、バニラエアの特典航空券と交換できます。
マイルと特典航空券を交換できるのは、全路線が対象です。
発着時期による、マイルの割増なし
バニラ・エアの特典航空券には、発着時期によるマイルの割増はありません。
時期に限らず、同じ必要マイル数で特典航空券と交換できます。
バニラ・エア 国内線 特典航空券 必要マイルマップ
バニラ・エアは、ANAやJALと比べると圧倒的に路線数が少ないので、行き先は限られます。
ご覧のようにバニラエアは、少ないマイル数で特典航空券と交換できます。
路線 | ANA | バニラ・エア | マイルの差 |
成田 – 札幌 | L(閑散期):12,000 R(通常期):15,000 H(繁忙期):18,000 |
10,000 | 2,000~8,000 |
成田 – 奄美大島 | 路線無し | 10,000 | – |
成田 – 沖縄 | L(閑散期):14,000 R(通常期):18,000 H(繁忙期):21,000 |
12,000 | 2,000~9,000 |
特に、Hシーズン(繁忙期)のマイル差が大きいです。
チケットの獲得競争は激しそうですが、繁忙期に特典航空券と交換できれば、必要マイルを大きく節約出来ますね。
まとめ
ANAマイルをバニラ・エアの特典航空券と交換すると、必要マイルを少なくできます。
国内の路線は、成田空港を拠点として、札幌(千歳)、奄美大島、沖縄(那覇)に限られますが、条件が合えばマイルを有効に活用できそうです。
コメント
マイル使用は全路線対象となっているのに7月26日の奄美大島から成田空港の便がマイル使用からの予約席が、✖︎になっていました。
マイル使用てなけれび空席があるので、電話で確認させて頂いたところ、26日はマイル使用の席はないとの事でした。
全路線対象とは、どういう事なのか教えて頂けると助かります。
長坂様
コメントありがとうございます。
全路線対象とは、マイルで乗れる路線が、その会社の運行する全ての路線であるという意味です。
しかしながら、それぞれの路線、それぞれの便には、特典航空券用の座席数が決まっています。
座席全部が特典航空券に使われてしまうと、航空会社が飛行機を飛ばしてもお金が入ってこないからです。
例えば、ある路線のある便の特典航空券座席数が10席だとします。
有料の座席が余っていたとしても、特典航空券の座席が10席埋まってしまうと、特典航空券を使っての予約はできません。
キャンセル待ちです。
人気路線や、もともと機材が小さくて特典航空券の枠が少ない路線では、すぐに特典航空券の枠がいっぱいになってしまいます。
今回も、特典航空券用の座席が満員になったのだと思います。