年間最多搭乗1022回!パラダイス山元さんの本を読みました。

パラダイス山元さんの書籍 コラム

年間最多搭乗1022回という、「飛行機のパイロットでもそんなに乗らないだろ!」という記録を持つ、パラダイス山元さんの本を2冊一気に読みました。
飛行機好きでなくとも楽しめる本、おススメです!

初めての、パラダイス山元さんの書籍

パラダイス山元さんは、年間最多搭乗回数1,022回を誇る、よしもと所属のマンボミュージシャンです。肩書は、ハイパーミリオンマイラー。

松村邦洋さんに似ており、松村本人と間違えられて、歌舞伎町で暴行されたニュースがあったのを覚えています。

その、パラダイス山元さんが飛行機について書かれている以下の2冊の本を読みました。

2冊読んでの、感想

ます、飛行機関係なく、素直に読み物として面白いです!
Amazonのレビューも、★★★★★が多いのがわかります。

痛快なテンポで、サラサラと読むことができます。時々(いや、頻繁に)、笑ってしまう箇所が出てくるので満員電車など、公共の場所で読むときには厳重な注意が必要です。

私は、家で読んでおいて良かったと思いました。

 

全て機内で書いたという、ぶっ飛び具合

こちらの2冊の本、いずれも機内だけで書かれたそうです。
この時点で、かなりぶっ飛んでいる感じがします。普通じゃありません。

以前、ある書籍の執筆メンバーとして、数万文字の文章を書いたことがあります。
その時は締切もあって、集中しなくてはなりませんし、静かなところでないと捗らない感じがしました。飛行機の中で全て書くなんて、想像さえしません。

「書籍の一部を機内で」というのは多々あると思うのですが、「全部を機内で」というのはかなりレアなのではないでしょうか。

飛行機で行き、空港から外に出ず、乗ってきた飛行機でそのまま帰る、「タッチ」

飛行機で目的地(?)に行き、そのまま空港から出ずに、乗ってきた飛行機でそのまま帰ることを、パラダイス山元さんは「タッチ」と表現されています。

沖縄タッチ、千歳タッチ、ロサンゼルス タッチとか、もう何でもありです。

面白かったのが、仕事中、昼前に羽田発・札幌行きに乗り、札幌タッチしてそのまま飛行機で帰ってきたとしても、夕方前には戻ってくることができ、会社でも不審に思われない というもの。

今日現在の時刻表で確認してみると、

[61便] 11:00 羽田発 ー 12:35 札幌(千歳)着。
札幌タッチして、
[64便]13:30 札幌(千歳)発 - 15:05着

と、確かに夕方まで余裕です。

お昼の時間を挟んでいますから、羽田空港近くに勤務されている方だと、「確かに札幌タッチしたとしても、誰も、札幌に行っていたとは思わない」と考えてしまいます。

天草エアラインへの愛

本の中に書かれている、天草エアラインの章では、天草エアラインへの愛情がとても感じられました。

飛行機好きならではの、機内に関するアイデア、そして天草エアラインのデザインへの思い。
この部分を読んだだけでも、天草エアラインに乗ってみたくなりました。

天草エアラインの全フライトを1日乗り続ける、「1日親子イルカ号パラダイス運賃」のアイデアも面白いと思います。
今はもう行われていない企画ですが、これを知っていて、休みが合えばトライしてみたかったです。

 

飛行機からの富士山

飛行機からの富士山書籍の中でパラダイス山元さんは、飛行機からの富士山が好きだと書かれています。

分かります、分かります、その感じ。

新幹線から見る富士山は、裾野が見えて大きくて、天気が良い日は毎回写真を撮りたくなります。

ちなみに(ご存知の方も多いと思いますが)、東海道新幹線で東京から大阪に向かうとき、海側の席からも一瞬だけ富士山が見えます。

新幹線から見える富士山と、飛行機から見える富士山。
どちらも同じ富士山ですが、飛行機から見下ろす富士山は一味違います。

飛行機の場合、路線によって富士山が見える窓側の座席が異なりますので、富士山が見える路線に乗る時には(空席があれば)注意して載っています。

※写真は、二か月ほど前に乗ったANA機からの富士山です。

 

流通ジャーナリスト、金子哲雄さんに関する章は涙

パラダイス山元の飛行機のある暮らしの後半では、流通ジャーナリスト、金子哲雄さんに関する内容が掲載されています。金子哲雄さんも、パラダイス山元さんの影響でマイラーをされていたようです。

「完璧な終活」と言われる金子哲雄さんですが、この章の中でも、パラダイス山元さんを含め、周りの人に対する気遣いが十分すぎるほど感じられます。
金子哲雄さん、カッコ良すぎです。なかなか真似できることはできません。

読みながら、涙腺が緩んでしまいました。

本当におススメの2冊です。ぜひどうぞ。

私の文章力では、この2冊の本の面白さは、数百分の1程度しかお伝えすることができません。
今後3冊目が出たら、間違いなく買うと思います。

ぜひ、この2冊をご購入、あるいは図書館で借りてお読みになることをおススメします。

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