「実際に飛行機に乗ったり、クレジットカードを全力で使わなくても、マイルって簡単に、そしてたくさん貯まるんだ!」と気がついてから、ANAマイラーになることを決意するまでのいきさつです。
飛行機のみでマイルを貯めていた時代
2015年までにマイレージを使った思い出といえば、ヨーロッパ旅行に行った時にマイルがちょっと貯まり、その数年後に再訪したときに、ホテルの宿泊として使ったくらい。
飛行機は年に数回利用する程度で、マイレージはその時に加算するだけでした。
貯まっていたマイレージは、国内外の出張分、合わせても5,000マイルほど。
それまでのメインのクレジットカードは、還元率1.8%のJACCS Reader’s Card(リーダーズカード)。
マイルが貯まるカードも考えましたが、還元率では1~1.3%程度。
そのため、年間使用額から考えると、マイルが貯まったとしても国内線往復程度だったので、マイルが貯まるカードは考えていませんでした。
きっかけは、JACCS Reader’s Card(リーダーズカード)の改悪
2015年の夏、自宅に戻るとJACCSからのハガキが。
手に取った時、すぐにサービス改悪のものだと分かりました。
他の高還元率カードである、漢方スタイルクラブカード、REXカードに還元率改悪のニュースが流れていたからです。ハガキの中身を見ると予想通り。
これまで、1.8%だった還元率は、2015年12月より、1.32%へと改悪されることが記載されていました。
Reader’s Card(リーダーズカード)改悪後の乗り換え先
高い還元率を誇っていたリーダーズカード。
2.0%の高還元率カードである、リクルートカードプラスも考えてみました。
しかし、使い道が、じゃらん、ポンパレモール、HOT PEPPERグルメなど、自分はほとんど利用しないところばかりです。
ネットでの通販は、Amazonが主で、その次はYahoo!ショッピングと楽天で、ポンパレモールは使ったことがありませんでした。
特に私は、Reader’s Card(リーダーズカード)を使っていた関係からも、Amazonでの買い物が多かったのです。
1マイル = 1円以上の価値という事実
ここで、改めてマイルが貯まるカードを考え直してみました。
マイレージについて勉強する前、マイルが貯まるカードは還元率1%程度だと思っていました。
そして同時に、1マイル = 1円だと。
Reader’s Cardでも、漢方スタイルクラブカードでも、リクルートカードプラスでも、1ポイントは 1円の価値しかありません。
しかし、マイルを特典航空券と交換した場合、国内線の場合、少なく見積もっても1マイル = 1.5円~2円の価値、国際線のビジネスクラスで考えると、1マイル = 6円以上の価値があることが分かりました。
先輩マイラーからすると、当然のことかも知れませんが、私には衝撃。
1マイル = 1.5円~2円の価値だとすると、1%還元のクレジットカードであっても、実質的には1.5~2.0%の還元率と言えます。
クレジットカードだけでマイルを貯めても、あまり貯まらない
JCBによる調査では、世帯当たりの月平均クレジットカード利用額は5.9万円(年間約70万円)とのことです。
私は、光熱費、通信費の他、生命保険料や自動車保険、立替経費や交通費などもクレジットカードを利用しているので、年間百数十万円使っています。
(2020年時点では、キャッシュレスを進めて、年間400万程に)
仮に、1.35%還元のカードで年間150万円使ったとしても、20,000マイルほど。
東京 – 札幌の往復がハイシーズンでも行ける程度です。
家族で例えばハワイ旅行(40,000マイル/人)には程遠い。
3年経ったら、最初の月に獲得したマイルが消え始めてしまいます。
いろいろマイレージについて調べて、分かったことが次。
第2の衝撃。 マイルはカードではなく、ポイントサイトで貯める
ポイントサイト。
それはこれまで私にとって、全く利用してこなかったサービスでした。
マイルを貯めるために、非常に大きなそのメリットを知るまでは。
実は、多くのマイルを獲得するために、ポイントサイトは絶対に欠かせないサービスだったのです。
今は、「ずっと前から使っていれば良かった!」と後悔しています。
ポイントサイトについては以下の記事に少しまとめています。
クレジットカードの利用だけでマイルを貯めるよりも、ポイントサイトのサービスを利用してマイルを貯めた方が、簡単で多くのマイルを貯められるのです!
年収1,000万円でも、ビジネスクラスで海外に家族旅行は?
高収入の一つの区切りとして、年収1,000万円があります。
ANAやJALには、上級会員の制度があり、その会員向けに専門誌が発行されています。
JALが発行する「AGORA」という情報誌は、JALグローバルクラブ会員と、JALカード上級会員向けの会員誌ですが、この読者層の平均世帯年収は、1,307万円です。
ANAやJALの上級会員に限らず、陸マイラーになる方は高年収の方が多いと思っています。
社会に出た頃は「年収1,000万円あったら豊かな生活なんだろうな」と思っていました。
私も、一つの区切りである年収を超えていますが、若いころ思っていた生活とはかなり違います(笑)
車も住まいも中古で買っており、ランチも1,000円を超えると「おっ」って思います。
税金と社会保険料が厳しい
年収が増えると、特に税金と社会保険料の負担が厳しい。
例えば、年収1,000万円をこえる人は、給与所得者全体の4%程度しかいないのに、所得税の負担割合は、50%にもなっています。お金を持っている人はたくさん税金取られています。
所得税の税額 33%の方々には、個人的には感謝しかないです。
最近は子供の医療費に助成があり、実質的に医療費がほとんどかからない地域が多いです。しかし、医療費の補助には年収制限が設けられていることも多く、たくさん自治体に税金を払っているのに、私もその補助が受けられません。その補助金の原資は住民税なのに。
消費税 8% → 10%とか、正直どうでもいいです。
消費税は、税抜き後の支払いかつ、住宅ローンなどを除いた消費財にかかりますが、所得税や社会保険料は収入全体の20%〜30%程度(会社の場合、折半分を含む)ですから、ずっと負担が大きい。
なぜ世の中は、消費税ばかり気にして、社会保険料の負担を指摘しないのか意味が分かりません。
消費税は、勤労世代、年金生活者だけでなく外国人旅行客も払い、世代や国籍関係なく公平です。
しかし、所得税や社会保険料のほとんどは勤労世代のみに大きくかかる、若者や勤労世代に不利な税制です。
このように、住宅ローンや子供の教育費を支払いながら、ビジネスクラスに乗って家族で海外旅行というのは、年収が1,000万円程度では難しいと思います。
夏休みや年末年始にビジネスクラスを家族分予約すると、飛行機代だけで100万円を軽く超えてしまいます。
年収1,000万円でも、税抜き後の可処分所得は720万円程度(独身の場合)なので、住宅ローンや普段の生活費を除いて、毎年100万円超を家族旅行費に捻出するのは難しい。
しかし!マイルがあれば話は別です。
飛行機代は、燃料費調整額+空港使用税程度でビジネスクラスに乗れますし、ホテルだってマイラー人気のMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードであればポイントで高級ホテルに泊まれます。
私自身、複数回、ビジネスクラスで海外に家族旅行に行って、高級ホテルに泊まっています。
しかし、マイラー活動をしておらず、現金収入分だけだったらまず無理でした。
陸マイラーになるために必要な条件
地上でマイルを貯める、陸マイラーになるためには、入会が必要なクレジットカードや、ポイントサイトが複数あります。
これらについては、以下のページについてまとめています。
最初は、↑のページを見ても何が何だか分からないかもしれませんが、慣れると難しいものではありません。むしろ普段の生活の一部になるでしょう。
リスクは非常に少ない。さぁ、やってみよう
私自身、マイルを貯め始めて1年足らずで、約20万マイル貯まりました。
マイラー5年目の今では、ANA・JALを始めとして、各航空会社のマイルを合算すると、150万マイル以上が手元にあり、現時点で2カ国への国際線を予約済みの状態です。
これだけのマイルがあると、大阪でも北海道でも沖縄でも気軽に行けます。
また、ファーストクラス、ビジネスクラスでも、好きな国へ行けます。
マイルを貯めて旅行することは、人生を豊かにできる方法の一つだと思っていますし、実際、国内外の様々な場所を訪問して人生観が変わりました。
大量のマイルを貯めることに、リスクはほとんどありません。家族みんなで協力すれば、むしろ良い活動だと思います。
あとは、実際にやるかどうか。
あなたもやってみませんか?
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