マイラーになる前には、高いハードルに見える10,000マイル。
実際には意外と簡単に貯められてしまうものです。
では、10,000マイルあったらどこまで行けるのでしょうか?ANAのマイルで調べてみました。
最初は高く見える、10,000マイルの山
「マイルを貯めよう!」
と考え始めたとき、最初の山となる数字は、10,000(一万)マイルではないでしょうか。私はそうでした。
1,000マイル程度であれば、ANAカードの入会キャンペーンでもらえるので、大きな山ではありません。
10,000マイルとなると、通常の1%還元のクレジットカードの場合、100万円分の買い物をしないと貯められない数字です。
ポイントサイトを使って本格的にマイルを貯め始めると、10,000マイルというのはそれほど高い山にはならないと気が付きますが、最初は高く感じるものです。
10,000マイル貯まったらどこまで行けるか?[ANA]
それでは、頑張って10,000マイル貯まったとしたら、どこまで行けるでしょうか。
なお、10,000マイルは、使い方によって10,000円以上の価値を持ちます。
そのため陸マイラーは、ポイントサイトで貯めたポイントが手数料不要で等価の現金に交換できたとしても、わざわざ手数料が必要なマイルに交換するのです。
逆に言えば、10,000マイル貯まっていた場合、そのマイルを別のポイントに交換して買い物などをするのはお得ではありません。
2024年10月27日(日)以降、必要マイルが増えます
2024年7月10日、ANAが国内線特典航空券の必要マイル数を引き上げることを発表しました。対象は、2024年10月27日(日)以降の搭乗分です。
マイル数の増加率は行先とシーズンによって異なりますが、従来よりも5~20%多いマイルが必要になります。
この記事に示している地図に書かれているものは、2024年10月26日まで有効です。
閑散期(ローシーズン)であれば、東京 ←→ 大阪、秋田 往復など
ANAの10,000マイルは、閑散期(ローシーズン)であれば、東京 ←→ 大阪や、秋田、能登、小松、八丈島間の往復の特典航空券に変えられます。
2024年のローシーズン(閑散期)は、12月1日~25日です。
2025年のローシーズン(閑散期)は、1月9日~2月28日です。
東京 ←→ 大阪間 往復の場合
東京 ←→ 大阪の往復は、ANA FLEXで、往復約54,200円です。
東京 ←→ 大阪だったら、新幹線を利用する人の方が圧倒的に多いですね。
新幹線の場合、安く買えるエクスプレス予約で片道13,620円。
最も安いIC早割21を使って21日前までに購入すると片道、11,200円。
どの場合でも、10,000マイルは10,000円以上の価値を持つことが分かります。
なお、通常期(レギュラーシーズン)の場合、東京 ←→ 大阪は、12,000マイルで交換できます。
東京 ←→ 秋田間 往復の場合
東京 ←→ 秋田の往復は、ANA FLEXで、往復で約57,540円です。
新幹線の場合、こまちで乗り換えなく行った場合、往復37,000円ほど。
「お先にトクだ値35」を使って、13日前までに購入すると、往復で23,000円程度まで安くなります。
しかし、新幹線の場合、速いものでも乗車時間は3時間50分と4時間近くを要しますので、お尻が痛くなりそうです。
飛行機であれば、羽田 → 秋田空港は1時間5分で到着します。
東京 ←→ 八丈島間 往復の場合
東京 ←→ 八丈島の往復は、ANA FLEXで、往復で約44,000円です。
八丈島へは、竹芝から東海汽船の船であれば、片道10,000円足らずではあるものの、約10時間かかります。ただし、竹芝桟橋を夜10時台発なので、寝ている間に着いてしまう感じです。
飛行機の場合には1時間足らずです。
船の旅は、それはそれで良いと思いますが、早く着きたい方には飛行機ですね。
片道であれば、沖縄(那覇)・石垣島・宮古島まで行ける
東京 → 沖縄の特典航空券は片道の場合、レギュラーシーズン(通常期)で9,000マイルと交換できますので、10,000マイルでお釣りがきます。
夏休みのハイシーズンでは、10,500マイルですので、あと少しマイルが必要です。
宮古島・石垣島までは片道ピッタリ10,000マイルです。
東京 → 沖縄の片道の正規料金は、通常期で48,000円程度です。
28~55日前までに予約が必要で、変更が効かず、キャンセル料も高いスーパーバリューだと、東京 → 沖縄は10,000円足らず~出ています。
さすがにスーパーバリューにはかないませんが、融通の効く正規料金と比べたら、特典航空券の利用はおトクです。
特典航空券は正規チケットと同様、予約の変更も効きます(空席があれば)
まとめ
最初は高く見える10,000マイルですが、10,000マイル貯まると国内の様々な場所に行くことができます。
10,000マイルの山を越えると、次の20,000マイル、30,000マイルは意外とラクに感じられるかも知れません。
こうして記事を書いている私自身、2015年に陸マイラーになるまで、マイル口座には200~300マイルしかなく、10,000マイルは大きな山でした。
しかし今では陸マイラー活動によって500万超のマイルを貯め、「使ったマイル」だけで350万マイルを超えました。
そして、手元にはまだ100万マイル以上あります。(ANA、JAL、BAなどの合計)
陸マイラーになる前までは、想像できなかったマイル数です。
これは、国内だけでなく、世界中どこでもファーストクラスで行ってもお釣りがくるマイル数です。
このように多くのマイルを貯める方法を、このブログでご紹介しています。
詳しくは、下記の関連項目をご覧ください。
コメント