JALの国内線の特典航空券の必要マイルで行けるエリアや空港を、地図で表記してみました。
手持ちのJALマイルで、どこまで行けるでしょうか?
皆様のJALマイルを特典航空券と交換する際の参考になれば幸いです。
マイルは貯まった。さぁ、どこ行こう?
ANA(全日空)のマイルだけでなく、JAL(日本航空)のマイルを貯めている方も多いでしょう。
私はANAとJALの両方を貯めていますが、特典航空券として利用するときには、JALの方が空いています。
JALの場合、国際線の場合には混んでいる時期でも、多めにマイルを使えば、特典航空券と交換できてしまうなどのメリットがあります。
また、国際線の一般座席に空席があれば、直前で特典航空券に開放されるという点も見逃せません。
国内線の特典航空券を取得するとき、行きは空いていたANAで、帰りはANAが満席のため、JALなんてこともあります。
貯まったJALマイルを使って国内線を利用する場合、どこまで行けるのかJALのサイトに載っていますが、文字ばかりなのでパッと分かりません。
そこで、時期によってどこまでJALマイルで行けることができるのか、マップ上で表記してみました。
JAL国内線の必要マイル
JAL特典航空券の利用・交換は、行き先によって必要マイル数が違います。
ディスカウントマイル、JALカード割引制度は2020年度で廃止
2019年度まで(2020年2月29日)は、必要マイルが減る「ディスカウントマイル」と、JALカード所有による「JALカード割引」という制度がありました。
しかしこの制度は、2020年度から廃止されました。そのため、時期を問わず、必要マイルは同じになりました。
JALの東京発着 特典航空券の必要マイル数表(往復時)
JALの国内線 特典航空券は、先の発着時期によるマイルの違いの他、行先によって必要マイルが異なっています。
具体的には、A区間~C区間の3つに分かれており、それぞれの区間と行先、必要マイルは以下の通りです。
いずれも往復で、片道の場合は記載の半分(50%)です。
ただし、JALカード割引は往復のみで片道はなく、C区間は対象外です。
区間 | 対象の路線 | 必要マイル数 |
A区間 | 秋田、山形、小松、名古屋、大阪 | 12,000 |
B区間 | 札幌、女満別、旭川、釧路、帯広、函館 青森、三沢、南紀白浜、岡山、出雲、広島 山口宇部、徳島高松、高知、松山 福岡、北九州、大分、長崎、熊本、宮崎 鹿児島、奄美大島、沖縄 |
15,000 |
C区間 | 久米島、宮古、石垣 | 20,000 |
なお、JALでは2023年4月13日から国内線特典航空券に関する制度が変更され「特典航空券PLUS」というサービスが始まります。
全体としては制度の改悪です。
ゾーンはこれまでのA~Cの3区間から、A~Gの7区間に分かれ、例えば沖縄だとこれまでの往復 15,000マイルから最小18,000マイルへと必要マイルが多くなります。
さらに、飛行機の空き座席数によって必要マイルが増減し、同じく沖縄の例だと基本マイルは往復18,000マイルですが、PLUS利用時には最大 75,000マイルにもなってしまいます。
発着空港によっては、別途空港使用料分のマイルが必要
発着空港によっては、上記のマイルとは別に、空港施設利用料分のマイルが別途必要になりました。
2022年5月1日より適用されます。
発着空港 | 追加マイル数 |
新千歳空港 | 270 |
仙台空港 | 230 |
羽田空港、成田空港 | 370 |
中部空港 | 440 |
伊丹空港、関西空港 | 340 |
福岡空港、北九州空港 | 100 |
那覇空港 | 240 |
新千歳空港を利用した場合でも、新千歳 – 女満別間は追加マイルが不要です。
JAL国内線 特典航空券 必要マイルマップ
東京が起点で、羽田・成田から直行便があるものを載せています。
花巻、仙台は福島県沖を震源とする地震の影響による臨時便のため、年間を通じての定期便ではありません。
いずれも、往復のマイル数です。
片道だと、記載の半分(50%)です。
ANAとの比較。JALは沖縄がお得
ANAでも同様の必要マイルマップを作製しています。

通常の時期であれば、ANAもJALも大きなマイルの差はありません。
東京発着の場合、差があるのは沖縄(那覇)です。
具体的には次のような差です。(いずれも往復)
JAL | ANA | ||
時期問わず | L:閑散期 | R:通常期 | H:繁忙期 |
15,000 | 14,000 | 18,000 | 21,000 |
通常の時期で3,000マイルの差、4人家族だと12,000マイルの差になります。
私自身、沖縄へ行くための特典航空券は、JALで発券することが多いです。
ANAよりもJALの方が特典航空券を取りやすい
当サイトのドメインにANAが含まれているように、私はANAのマイラーから始まりました。
実際にマイルを貯めて、特典航空券に交換しようと思ったとき、ANAよりもJALの方が空席が多くて取りやすいです。
そのため、私自身、今後はJAL側に軸足を少しずらしてマイルを取得しようと思っています。
JALマイラーにとっては、北海道も沖縄も同じ
電車や、(高速)バス、高速道路を使って自ら運転する場合、距離に比例して運賃コストが増えます。
手元にまとまったマイルがあり、それをJAL特典航空券と交換する場合、東京発着では北海道も沖縄も同じマイル数です。
比較的近いところでは、和歌山県の南紀白浜空港でも、マイル数は同じです。
当然、行先は全然違うのですが、必要マイル数としては同じ。
羽田空港に行くのも同じ。違うのは飛行機に乗っている時間くらいです。
これが、電車やバスと比べたとき、マイルを使った飛行機旅行の面白い点だと思います。
2015年からマイラーになり、特典航空券を利用した国内旅行として、以下の場所に行きました。
- 北海道(札幌、函館、ルスツ、キロロ)
- 富山県
- 石川県
- 滋賀県
- 京都府
- 大阪府
- 高知県
- 香川県
- 徳島県
- 愛媛県
- 福岡県
- 長崎県
- 宮崎県
- 鹿児島県
- 沖縄県 (本島、石垣島、宮古島)
この他、海外へはヨーロッパにビジネスクラスで2回。
陸マイラーになる前の自分を考えると、考えられない状況です。
1度限りの人生。子供が大きくなるのもあっという間なので、マイルを貯めてさらにいろいろな場所に行ってみたいと思います。
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