ANAのマイルを、効率的に年間216,000マイル貯める為には欠かせないソラチカルート。
ソラチカルートの為に、なぜソラチカカードが必要なのか、初心者向けにまとめました。
※2018年3月31日で、ドットマネー、Gポイント、PeXからメトロポイントへの交換が終了しました。
※2019年12月27日をもって、LINEポイントからメトロポイントへの交換も終了しました。そのため事実上、このソラチカルートは全て終了しましたが、記録のためページを残しておきます。
マイルを貯める方法1 飛行機の搭乗
ANAやJALに限らず、航空会社のマイルを貯める一番の基本は飛行機の搭乗です。
しかし、「世界の果てまでイッテQ!」のイモトアヤコさんや、宮川大輔さんのように、頻繁に海外に行くような人でない限り、搭乗だけで多くのマイルは貯まりません。
2016年5月に放送されたTV番組で宮川大輔さんは、海外のロケでマイルが貯まって、航空会社のステータスで最上位ランクに位置していると話していました。
地球五週半くらいできるマイルが貯まっているそうですから、かなりのマイルです。
しかし、会社の出張などでない限り、搭乗費用は自費です。
マイルを貯める目的で飛行機に搭乗しても、費用対効果は高くありません。
マイルを貯める方法2 クレジットカードの利用
飛行機の搭乗以外でよく知られている方法は、マイルが貯まるクレジットカードの利用です。
ANAの場合、利用額の1%のマイルが貯まる、つまり還元率1%のクレジットカードが一般的です。
(カードの種類と方法によってはもう少し上げられます)
しかし、日本におけるクレジットカードの年間利用額の平均は、70万円足らず。
還元率1%のカードを年間70万円使って貯められるマイルは、わずか7,000マイルです。
国内線の片道程度しか貯まりません。
マイルの還元率が最大1.25%で、現在の私のメインカードである、spg ANEXを使っても、国内線往復に足りません。
年間150万円の利用があったとして、ようやく国内線往復1人くらいになります。
家族4人でハワイに行くためには、レギュラーシーズンで12万マイル必要です。
12万マイルを通常の1%のクレジットカードを使って1年間で貯める為には、年1,200万円の利用が必要です。
そもそも、年に1,200万円をクレジットカードで利用する方は、マイルに頼らず海外旅行に行けるでしょう。
マイルを貯める方法3 ポイントサイトの利用
飛行機の搭乗でも、クレジットカードの搭乗でもなく、爆発的にマイルを貯める方法は、ポイントサイトの利用です。
例えば、ポイントサイト経由でクレジットカードを作ったり、FXの口座を作ったりすると、費用負担なく1万マイル相当のポイントを貯めるのは難しくありません。
また、Yahoo!ショッピングや楽天で買い物をしたり、出張や家族旅行のホテルを予約する際にポイントサイトを経由するだけで、マイルに交換できるポイントが貯められます。
このように、ポイントサイトを利用すると、効率的にマイルに交換できるポイントが貯められます。
ポイントサイトの利用こそが、大量マイル獲得のメインルートです。
ポイントサイトのポイントを、効率的にマイルに変える
ポイントサイトで案件をクリアしたとき、そのお礼・ご褒美としてのポイントは、直接マイルの形では口座に反映されません。
各ポイントサイトごとのポイントで還元されます。
ポイントサイトで得たポイントに限らず、TSUTAYAをはじめとするT-ポイント、セブンイレブンで使えるnanacoポイント、楽天市場で使える楽天スーパーポイントは、ANAのマイルに交換することができます。
これらで必要な作業は、「ポイントの交換」です。
ポイントの交換は、外貨両替に似ている
ポイントの交換は、外貨両替に似ています。
あまりにマイナーなポイント(例えば、地場商店街のみ使えるポイント)は、マイナー通貨と同様、交換そのものが困難です。
ポイント交換でも、ANAのマイルに交換できるのは、ある程度の規模があるポイントのみです。
そしてもう一つ、外貨両替と似ているのは、各種ポイントをマイルに交換するためには、手数料が必要ということです。
これは、明示的に手数料を請求するのではなく、「交換率」という形で現れます。
交換率が100%で、各種ポイントがANAのマイルに替えられるのが理想ですが、実際には交換率100%はなかなかありません。
各種ポイントから、ANAマイルに移行するときの交換率
それでは、実際の還元率を見てみましょう。
セブンイレブンで使えるnanaco、楽天で使える楽天スーパーポイント、TSUTAYAを始めとして様々なお店で使えるT-ポイントは、いずれも直接ANAマイルに交換できます。
しかし、その交換率は50%です。
交換率50%ということは、例えば 100楽天スーパーポイントがあった場合、ANAマイルに交換すると、50マイルになるということです。
ここで、画像一番右の交換率90%が気になるでしょう。
メトロポイントは、東京メトロによるポイント制度です。
東京メトロの乗車でメトロポイントは貯められます。
また、各種ポイントサイトからメトロポイントに交換することができます。
そして、東京メトロによるメトロポイントは、あるカードを作ることで、90%の交換率でANAマイルに交換できます。
そのカードとは、ご想像のように、ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)です。
90%の高い交換率は、ソラチカカードのみの機能
ANAカードには、以下のように40種類近いカードがあり、ソラチカカードはそのうちの1種類です。
- ANA JCBカードZERO
- ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
- ANA JCB 一般カード
- ANA VISA 一般カード
- ANAマスター 一般カード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA nimoca カード
- ANAアメリカン・エキスプレス カード(一般)
- ANA JCB ワイドカード
- ANA VISA ワイドカード
- ANAマスター ワイドカード
- ANA JCB ワイドゴールドカード
- ANA VISA ワイドゴールドカード
- ANAマスター ワイドゴールドカード
- ANAダイナースクラブカード
- ANAアメリカン・エキスプレス ゴールド・カード
- ANA JCBカードプレミアム
- ANA VISA プラチナプレミアムカード
- ANAダイナース プレミアムカード
- ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
- ANA VISAプリぺイドカード
- ANA JCBプリぺイドカード
- ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード
- 楽天ANAマイレージクラブカード
- JCBカード/プラスANAマイレージクラブ
- みずほマイレージクラブカード/ANA
- ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード
- PiPuCa ANAマイレージクラブカード
- JRタワースクエアカード ANA Kitaca
- JQ SUGOCA ANA
- CTBC ANA JCB Platinum カード
- CTBC ANA VISA Signature カード
- CTBC ANA JCB Preciousカード
- CTBC ANA VISA Business Signatureカード
- ANAカード U.S.A.
- Dah Sing ANA World Mastercard
- CTBC ANA JCB Eternity カード
これだけたくさんのANAカードがあります。
しかし、90%の交換率でメトロポイントをANAマイルに交換できる機能を持ったのは、ソラチカカードANA To Me CARD PASMO JCBのみです。
ANAのゴールドカード、プラチナカードでも、90%の交換率で他のポイントをANAマイルに交換する機能はありません。
まさに、唯一無二のクレジットカード、それがソラチカカードです。
そして、ソラチカカードを使って、高い交換率で各種ポイントをANAマイルに変えるルート(経路)こそ、ソラチカルートです。
飛行機に乗らずにたくさんのマイルを得るためには、
- ポイントサイトでポイントを貯め、
- そのポイントを、複数の経路でメトロポイントに交換し、
- ソラチカカードを使ってANAマイルに交換する
という順序で行うのが一般的です。
効率的にポイントサイトのポイントをANAマイルに交換するため、ソラチカカードが欠かせません。
ソラチカルートの上限は、年間216,000マイル
ソラチカルートには、交換の上限が定められています。
ソラチカルートでは、一ヶ月に20,000メトロポイントを上限として、ANAマイルに交換できます。
20,000メトロポイントは、90%の交換率により、18,000ANAマイルになります。
従って、1年間にANAマイルに移行できる上限は、18,000マイル×12ヵ月=216,000マイルになります。
ソラチカルートの上限を超えたい時は?
ソラチカルートの上限、216,000マイルを超えて、ポイントをANAマイルに交換したい時は、T-ポイントをANAマイルに替えたり、楽天スーパーポイントをANAマイルに交換します。
また、搭乗によるマイルは、ソラチカルート関係なく貯められます。
この他、夫婦や家族でそれぞれソラチカカードを作れば、216,000マイル×人数分のマイルを年間で貯めることができます。
貯めたマイルは、ANAファミリーマイルに登録すれば、合算して使えます。
実際、私と妻がそれぞれソラチカカードの本会員になっており、216,000マイル×2人=432,000マイル/年を目標にしています。
2018年4月1日以降の交換ルート
2018年3月31日を持って、Gポイント、PeX、ドットマネーからメトロポイントへの交換が終了しました。
しかし、LINEポイントからメトロポイントへの交換は継続されています。
この交換ルートで、どのクレジットカードやポイントサイトのアカウントが必要なのか、1ページにまとめましたのでご確認下さい。
2019年12月27日、LINEポイントからの交換も終了
最後の砦だったLINEポイントからメトロポイントへの交換ですが、2019年12月27日 15時をもって、LINEポイントからの交換が終了しました。
そのため事実上、ソラチカルートは完全に終了しました。
どこかのポイントサイトが将来、再びメトロポイントへの交換を復活してくれると良いのですが。
ソラチカルートまとめ
- ソラチカルートの利用は、ソラチカカードの入会で可能になります。
- そのため、ソラチカカードはANAマイラーにとって欠かせないカードです。
- ソラチカルートにより、メトロポイントを90%の交換率でANAマイルに交換できます。
- メトロポイントは、LINEポイントから交換できます。
- ソラチカルートの上限は月18,000マイル、年間で216,000マイルです。
- ソラチカルートの上限を超えたい時は、他のルートを使ってANAマイルにします。
- 2018年3月31日、Gポイント、PeX、ドットマネーからメトロポイントへの交換が終了しました。
- 2019年12月27日、LINEポイントからメトロポイントへの交換も終了しました。
- 2020年時点では、メトロポイントに既に貯まっているポイント交換以外は、ソラチカルートは利用できません。
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