ANAカードのひとつ、「ソラチカカード」の年会費、還元率、オートチャージ、ETCカード、メトロポイント、カードのメリット・デメリットなどをまとめました。
ソラチカカードの年会費、特徴、メリット、デメリット
ソラチカカードを所有する前に、その年会費や特徴、メリット、デメリットなどをまとめました。
ソラチカカードのブランドは、JCBのみ
ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)のブランドは、JCBのみになります。
その他の選択肢はありません。
ソラチカカードの年会費
ソラチカカードの年会費は、初年度は無料です。
翌年以降は、本会員2,000円(税別)、家族会員 1,000円(税別)がかかります。
一定金額をショッピングで使っても、年会費が無料になるサービスはありません。
ただし、更新時には、1,000マイルがプレゼントされます。
ソラチカカードの還元率
ソラチカカードには、以下の4つのコースがあります。
- マルチポイントコース 5マイル (1,000円で5マイル)
- マイル自動移行コース 5マイル (1,000円で5マイル)
- マルチポイントコース 10マイル (1,000円で10マイル)
- マイル自動移行コース 10マイル (1,000円で10マイル)
結論から申し上げると、ショッピングマイルを他のカードで貯める場合には、移行手数料のかからない1.マルチポイントコース 5マイルにします。
「3.マルチポイントコース 10マイルの方が、ANAマイルが2倍貯まるじゃないか!」と思われるかも知れませんが、ANAマイルに移行した年には、5,000円(税別)の手数料がかかってしまいます。
ただし、「どうしても、クレジットカードはソラチカカードしか作りたくない」という方は、3.マルチポイントコース 10マイルを選択してください。
4.マイル自動移行コース では、ポイントをANAマイルに交換したくない年でも、5,000円(税別)の手数料がかかってしまいます。
1.マルチポイントコース 5マイル と、2.マイル自動移行コースは、ショッピングで貯まるANAマイルが少ない代わりに移行手数料はかかりません。
自動移行コースか、通常のポイントコースか
5マイルコースには、
自らの手続きでANAマイルに移行させる 1.マルチポイントコースと、
毎月自動的にANAマイルに移行される、2.マイル自動移行コース
があります。
マルチポイントコースは、自らの手続きで移行させるため、ポイントを貯めて貯めて、その後にANAマイルに移行することで、マイルの有効期限を延ばせます。
自動的に毎月ANAマイルに移行される自動移行コースは、手続きが楽ですが、ANAマイルの有効期限内(獲得月から3年)に使わないと、毎月マイルが減っていきます。
しかしながら、ソラチカカード以外のカードでANAマイルを貯める方は、どちらでも良いでしょう。
乗車で貯まるメトロポイント
ソラチカカードでは、東京メトロに乗車すると、メトロポイントが貯まります。(定期券区間を除く)
貯まるメトロポイントは、距離・運賃関係なく、平日 5ポイント、休日は15ポイントです。
平日は週に3往復、休日は月に2往復乗ったとしても、年間で2,000メトロポイント(ANAマイル移行後は、1,800マイル)程度です。
今お持ちのPASMOで、ソラチカのメトロポイントを貯められる
ソラチカカードを入手する前に、PASMOをお持ちの方も多いと思います。
実は、今お持ちのPASMOで東京メトロを使っても、新たに作ったソラチカカードを関連付けて、メトロポイントを貯めることが出来ます。
このような設定をすることで、ソラチカカードは自宅に置いていても、メトロポイントを貯められます。
普段の東京メトロの乗車でも、私はそのようにしてメトロポイントを貯めています。
定期券搭載可能
ソラチカには定期券を搭載できます。
ただし定期券を載せられるのは、東京メトロが関係する経路のみです。
JR単独や、都営地下鉄や他の私鉄のみの場合には使えません。
オートチャージ機能
ソラチカカードには、改札機で自動的に入金する、オートチャージ機能が付いています。
これは、カードが手元に届いたときに既に設定済みですので、改札を通る時に残高が少なければ自動的にチャージされます。使ってみると、とっても便利です。ぜひ、ご利用ください!
なお、オートチャージする金額や、オートチャージする条件は、東京メトロの多機能券売機で簡単に変更できます。
ETCカード 年会費無料
ソラチカカードは、ETCカードの年会費無料です。
ETCカードをお持ちでない方は、ETCカードを発行してみてはいかがでしょうか。
ANA FESTAで10%割引
ソラチカカードは、ANAカードでもあるので、空港にある売店、ANA FESTAで使うと、10%の割引が受けられます。お土産購入に、地味に嬉しいサービスです。
この他、機内販売でも10%の割引が受けられます。
また、ANAの国内・海外ツアーでも5%の割引を受けられます。
spg AMEXカードを普段のショッピングに使っていたとしても、実際の現金の持ち出しが10%減ることを考えると、空港での買い物はソラチカカードが良いでしょう。
いつも私は、空港に行くときにはソラチカカードを欠かしません。
ソラチカカードが届いたらやるべきこと
ソラチカカードが届いたあとにやるべきことがいくつかあります。
やるべきことは、以下のエントリーにまとめています。
カードが届く前に、予習しておくのが良いでしょう。
ソラチカカードは定期的に何らかの支払いを行いましょう。公共料金などの支払いカードにすると良いと思います。
マイラー的 ソラチカカード まとめ
ANAマイラーがソラチカカードを所有するのは、メトロポイント → ANAマイルへの交換レートが高く、いわゆる「ソラチカルート」を作るためでした。
2018年4月1日から、メトロポイントへ交換できるルートが制限されました。
その後、2019年末にメトロポイントへ交換できるルートが全て廃止になったため、2020年時点では、ソラチカカードはANA陸マイラーにとって必須のカードではなくなりました。
2020年時点でANAマイルを効率よく貯めるためには、TOKYUポイントを使った、TOKYUルートになります。
TOKYUルートを使うためには、ソラチカカードではなく、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」が必要です。
コメント
ソラチカカードはすごく魅力的に思ったのですが、私は現在ANAゴールドカード(VISA)を使用していてそちらで飛行機に乗ったりショッピングでマイルを貯めています。ソラチカカードで貯めたマイルはあくまでもソラチカカードでしか使えないものですよね?こういった場合はそれぞれのカードでマイルを貯めて、それぞれのカードで貯めたマイルを使用するしかないのでしょうか?
タエ様
ソラチカカードで貯めたマイルでも、ANAゴールドで貯めたマイルと合算できます。
この場合、ANAのサイトでどちらのカードを主にするのが決める必要があります。
https://ana-miler.net/credit-card/sorachika-setting#ANA-2
陸マイラーが、ソラチカカードを作る(入会する)のは、いわゆる「ソラチカルート」を使うためです。
買い物でマイルを貯める為ではありません。
https://ana-miler.net/credit-card/sorachika_route
私自身、メインカードはソラチカカードではなく、普段、ソラチカカードは家で留守番です。
しかし、ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルに交換するためには、ソラチカカードは
絶対に欠かせません。
ソラチカカードが無ければ、年間20万マイル以上稼ぐのは困難だと思います。
(年間に2,000万円程度のカード利用があれば別ですが)
飛行機に乗ったり、ショッピングによるマイルを貯める方法は、正直かなり効率が悪いです。
ハピタスをはじめとして、ポイントサイトでポイントを貯めて、ソラチカルートでANAマイルに
交換した方がずっと貯まります。
陸マイラー勉強中です。メインじゃなくてもソラチカカードを毎月使うのはどういう意味があるのか教えていただけますか?
しい様
ソラチカカードのメイン機能は、クレジットカードです。
ポイントの交換はサブ的なものです。
カード発行側としては、クレジットカードとして利用され、一定の手数料の支払いを受け取ることを期待しているでしょう。
今後のカード自体の存続のためにも、ソラチカカードのご利用をよろしくお願いします。
ANA Superflyer Gold Cardを所持しております
Web詳細&リボ払いでの年会費割引 や リボ利息払いでワ-ルドポイント2倍は
理解出来ましたが
ポイントサイトにて買い物をして ポイント移行でメトロ-ANAマイル
同時にカ-ドを使用すれば使用金額に準じたマイルが貰えることも理解出来ました
但し VISAカ-ドのポイントアップモ-ルで買い物をしてポイント倍増(物によりけりで
最高は11倍の物も有ります) 支払いをVISAカ-ドで支払った方が
買い物ポイントは目減りせず貰えるは ワ-ルドポイント2倍になるので 4倍以上のポイントが溜まり マイルも4倍に成るのでは無いでしょうか?
何方かアドバイス頂けたら幸いです
Markfoo様
ANAのVISAカードでは、通常、1,000円につき1ポイント。
このポイントは通常ポイントなので、1ポイント=10マイルに交換できます。
つまり、マイル還元率では1%です。
これに対して、ポイントアップモールで2倍の場合、上乗せとなる1倍分のポイントは、プレミアムポイントとして付与されます。
プレミアムポイントは、1ポイント=3マイルなので、1,000円の買い物で 3マイルです。
つまり、通常ポイントと合わせたトータルとしては、1.3%の還元率です。
同様に、ポイントアップモールで11倍の場合、上乗せとなる10倍分のポイントはプレミアムポイントですので、10ポイント=30マイルです。
つまり、トータルとしては1,000円の買い物で40マイル、4%の還元率です。
つまり、ポイント11倍ボーナス分だけで言うと10%分のポイントは、3%分のマイル還元率UPですね。
ポイントアップ分のボーナスポイントは、通常ポイントと比べて価値が3分の1しかない点に注意です。
ポイントサイトに限らず、ポイントアップモールでも、キャンペーンでポイントが増額されることがあります。
そのため、その購入タイミングにおいて、実質価値を考えながらより高いルートを見つけて買い物すれば良いのではないでしょうか。
初めまして、今年から陸マイラーを始めよう準備してる段階なのですが、いつもの生活費などもこれからは全てカードで支払うことにしてるのですが、ソラチカードと別にどのカードを作ったらいいのでしょうか?
中々まだ理解が出来ていません。
アドバイス宜しくお願いたします。
カリリン様
コメントありがとうございます!
ソラチカカードの他のカードですが、カードの支払い状況と許容できる年会費によると思います。
ソラチカカードでも、ショッピングで貯めたポイントをマイルに交換できます。
しかし、還元率1%のコースでは、移行手数料として5,400円(税込)/年必要です。
3年に1度の交換などにすれば、単年度当たりは割安になります。
移行手数料がかからないコースの場合、還元率は0.5%に落ちます。
私は、ソラチカカードをいくつかのサービスの引き落とし先にしていますが、メインカードではないため、0.5%還元のコースで運用しています。
カードの支払いで、年会費をできるだけ安く、かつ、マイルの還元率を高くしたい場合には、「ANA VISAワイドゴールドカード」になると思います。
このカードについては、当ブログでは詳しく取り上げていませんので、Googleで検索すると良いでしょう。
この他、マイラーに人気があるのは、「spg AMEXカード」です。
これは、ショッピングで貯めたポイントをマイルに交換もできますが、宿泊に充当される方が多いと思います。
年会費は3万円超と高いですが、更新の度に無料宿泊がもらえ、ゴールドカード相当のカードなので、空港ラウンジや保険も充実しています。