飲食店で食事して、効率的かつ大量のANAマイルを貯める方法があります。
それは、覆面調査アンケート(ミステリーショッパー)。クレジットカードの作成やFX口座の開設に抵抗があったり、既にやり尽くした方にも向いています。
飲食店の料理、店員の対応などの覆面調査
外食業界は、競争が激しい業界であることが知られています。
最近では、人件費や材料費の高騰、特に人手不足はニュースでも報道されています。
また、外食業界は新規参入が容易であることも、競争が激しい業界である理由の一つです。
店舗が複数あるチェーン店では、1店舗のミスやトラブルが、全店舗の売上に影響を与えかねません。
TwitterやFacebookなどのSNSの利用により、個人でも情報発信しやすくなったのも理由です。
(中には、自分が働く店舗の冷蔵庫などに入って、自らSNSで発信してしまう人も居ますが・・・。)
複数店舗の運営のためには、サービスや品質を一定レベル以上に保つ必要があります。
チェーン店社内における、品質検査員制度
私の知人は、誰でも知る外食チェーン店に勤務され、社内で店舗の品質検査員をしていました。
これは、普通のお客さんと同じように事前通告無しで全国の店舗に訪問し、清掃具合や料理の品質、店員の対応をチェックする仕事です。
その会社では、店舗の品質検査業務は誰でも出来るものではなく、大規模店舗の店長経験者限定とのことでした。
当然、大規模の店長経験者ですから、お店の運営は隅から隅まで知っています。店舗や料理のチェックも慣れたものでしょう。
しかしながら、大規模店舗の店長になるためには、長年の勤務が不可欠で、当然ながら社内で顔は知られてしまいます。
そのため、訪問した店舗によっては、「あ!社内検査の人が来た!」と気が付かれてしまい、普段とは対応が変わってしまう恐れがあると知人の方はおっしゃっていました。
大規模な外食チェーン店であれば、このような社内の覆面調査員を、会社として確保する余裕があるでしょう。
この品質検査の担当者に対する人件費、特に大規模店長経験者限定となれば、それなりの待遇になります。
また、全国の店舗を社内の検査員の人が回るためには、人件費に加えて、出張費や宿泊費、各種手当も上乗せになります。
小規模な店舗や、店舗数が少ない会社ではそこまでの人材とお金を出せないのが実情ではないでしょうか。
一般の方による、店舗や料理、商品の品質検査、それが覆面モニター
社内の経験者によるチェックほど厳しいチェックは出来ないと思いますが、一般の方が覆面のモニターをすることで、店舗の料理、商品の品質や状況を把握する方法があります。
それが、ポイントサイトの覆面モニター制度です。
覆面モニターの利用者としては、店舗に訪問して普通通り料理を食べ、訪問後にアンケートを答えることで、固定額のポイントまたは支払額の20~100%のポイントがもらえます。
店舗側としては、専門の人員を社内で雇うより安価に済みます。
交通費・宿泊費をかけて出張しなくても、地元の方にチェックしてもらえば良いのです。
ポイントサイトの利用者、店舗運営側、いずれも Win-Winの関係です。
覆面モニターの流れ
覆面モニターの基本的な流れは以下の通りです。
- 覆面モニター案件を選び、応募して当選する
- 指定の店舗に行き、料理を食べる
- 会計後、アンケートに答え、レシート画像などを送信
- 後日、ポイントが還元される
それぞれの項目を、モニター案件を扱うポイントサイトを例に掘り下げてみます。
【1】 覆面モニター案件を選び、応募して当選する
最初に、モニターの案件を選びます。
ポイントタウンの場合、「おでかけで貯める」を選択後、「モニターで貯める」を選択することで、モニター案件の画面になります。
店舗の場所で絞り込み
標準の状態では、店舗が多いため絞り込みが必要なことが多いと思います。
あまり遠い店舗だと、交通費を考えると非効率になってしまいますので、店舗の場所で絞り込みます。
これは東京都の例ですが、地域別におおまかに分かれています。
希望の場所に完全に一致しない場合は、地名で目的地に近い場所を選択します。
スマートフォンの場合、現在地に近い場所の検索が可能
先の説明は、パソコン版サイトの画面でした。
スマートフォン(iPhone、Android)版のページからモニター案件を検索すると、スマホに付いているGPS機能を使って、現在地周辺の案件を探すことが出来ます。
検索範囲は、現在地から300m圏内、500m圏内、1km圏内、3km圏内、10km圏内のように選べますので、店舗が多すぎる場合には範囲を狭くし、店舗が少なければ範囲を広くできます。
私は、この機能を使って、昼食時に近くの案件を探すことが多いです。
ANA陸マイラーにとって、スマートフォンは欠かせません。
人数が少ない場合には、謝礼(%)順で並べ替え
店舗に訪問して食事する人が少ない場合には、謝礼(%)順で並べ替えると良いでしょう。
例えば、外出で1人で食事する場合です。
モニター案件では、還元率50%程度は多々あります。
ときどき、還元率100%もありますが、人気がありますので、すぐに埋まってしまいます。
しかし、50%還元でも一般的なクレジットカードのマイル還元率1%と比べると、50倍の効率です。
さて、ここで注意点があります。それは、上限です。
例えば画像一番左の還元率60%の案件では、上限が96,000ポイントになっています。
ポイントタウンでは、1円=20ポイントですので、円換算だと上限は4,800円ということです。
つまり、実支払いが8,000円の場合が還元率最大となり、その後は2万円支払っても、3万円支払っても、上限の4,800円相当以上のポイントはもらえません。
人数が多い時には、謝礼(上限)順で並べ替え
会社の同僚や、友人などの集まりなど、人数が多い場合には、謝礼の上限順で検索すると良いでしょう。
今回のこのケースの場合、還元率では30%ですが、上限は200,000ポイント=10,000円相当です。
10,000円相当のポイントをソラチカルートでマイルに変えると、9,000ANAマイルになります。片道なら国内どこでも、時期と場所によっては、国内往復に近いマイル数です。
クレジットカード支払いで同じマイルを貯める為には、90万円相当の支払いが必要ですから、いかにモニター案件が効率的か分かります。
居酒屋案件は、2人以上での訪問が条件であることが多い
居酒屋の案件は、必然的にそれなりの支払額になることに加え、還元率も高めなので、多くのポイント=マイルを貯めやすいです。
しかし、2人以上での訪問を条件としていることが多いため、注意が必要です。
この他、当然ながら20歳以上の制限が加わります。
このサイトをご覧になっている方のメインは、30~40代の方でしょうから問題ありません。
また、女性限定案件も多々あり、比較的空いている気がしますので、女性の方は有利だと思います。
問題は、当選するかどうか
テレビでの報道で覆面モニター制度が紹介されたため人気があり、条件の良いものはすぐに埋まってしまいます。
良い案件が見つかった時には、すぐに応募しましょう。
応募は、各案件ページの、「応募へ進む」ボタンから行います。
このボタンを押すと、アンケートの内容などが表示され、最終的な抽選となります。
抽選の結果は、即時表示されますので、待つ必要はありません。
1人でも案件がこなしやすくランチでも行きやすいラーメン屋や、そば屋のモニターは、開始後すぐに埋まってしまいます。
なお、モニターが空いていても、お店側によるモニター調査員の条件(性別・年齢など)が合致しないと当選しません。
毎月1日は要チェック
毎月1日は、案件が大量に掲載される日ですので、チェックが必要です。
この他、1日以外にも案件は追加されていきます。
以前私は、月の中頃にモニター案件を確認したところ、良案件が新規に出ていました。
どの店舗にしようかな~などと見て行ると、見ているそばからすぐに案件が埋まっていきました。
幸い、最寄りの店舗で当選することが出来ましたが、早い者勝ちですので、迅速に決めてしまいましょう。
複数のポイントサイトを確認する
今回このページは、ポイントタウンでのモニター案件をご紹介していますが、同じようなモニター制度は、ちょびリッチ、ファンくるでも行われています。
ポイントタウンで満員でも、ちょびリッチやファンくるでは空いている場合がありますので、他のポイントサイトも確認しましょう。
【2】指定の店舗に行き、料理を食べる
案件選びは大切なので長くなってしまいましたが、見事案件に当選したら、実際の店舗に行って料理を食べます。
なお、当選から締切までは、1週間足らずのことがほとんどで、大抵は4日間です。
確実に行ける店舗のみ、応募するようにしましょう。
また、店舗の訪問後には、指定のアンケートに答える必要があります。
アンケートの答えに漏れが無いよう、事前にアンケートの内容はしっかりチェックしておきましょう。
案件によっては、店舗や料理に関する写真提出が必要なものがあります。
最近は、スマートフォンをお持ちの方が多いでしょうから、しっかりと写真を撮ります。
ピンボケはNGですので、しっかりとピントが合っているか、撮影後すぐに確認するのが良いでしょう。食べ始めたら、提供直後の写真はもう撮影できませんので。
トイレの清掃具合をアンケートで答える案件もあります。
その場合には、しっかりとお手洗いに行きましょう。
なお、覆面モニターですので、モニター調査員として店舗に来ていることを、店員の方にバレてはいけません。印刷したアンケート項目を見ながらチェックなどは出来ません。
【3】会計後、アンケートに答え、レシート画像などを送信
食事が終わったら、会計をします。
モニター案件によって、現金のみOKなもの、クレジットカードでも支払いOKなものがありますので、事前に確認します。
クレジットカード支払いOKであれば、モニターの謝礼以外にクレジットカードのポイントも貯められます。
会計の時、必ずレシートをもらいます。
コンビニで小物を買った時、レシートをすぐ捨ててしまう人が多いのではないかと思いますが、モニター案件では、レシートの写真提出が無いと、条件をクリアできません。
レシートは必ず受け取って下さい。店舗に訪問して食事した証明書になります。
レシートは写真を撮って提出
受け取ったレシートは実物を郵送するのではなく、写真を撮影して画像の形で提出します。
スマートフォン時代ならではのサービスです。
アンケートは、スマートフォン、パソコンどちらかで入力して提出します。
不備があると、アンケートを提出しても、修正が求められたり、再提出の必要があります。
【4】後日、ポイントが還元される
レシート画像、アンケートの内容に問題がなければ、後日ポイントが還元されます。
ポイント還元までの期間は案件によって異なります。遅くとも一ヶ月程度で還元されるのではないでしょうか。
私の過去の例では、申込~当選~食事~アンケート提出~ポイント還元まで、24時間かからなかった事もあります。
受け取ったポイントは、ソラチカルートを使ってANAマイルに交換して終了です!
覆面モニターまとめ
- 飲食店での覆面モニター案件は、マイルを効率的に貯められる方法です。
- 覆面モニターは、ポイントサイトで案件を探して、応募→当選が必要です。
- 人気の案件は、すぐに埋まってしまいます。
- ポイントタウンの他、ちょびリッチ、ファンくるでもモニター案件があります。
- 店舗訪問時には、調査漏れがないよう、事前にアンケート内容を確認しましょう。
- 会計の際、レシートは必ず受け取りましょう。
- レシートを写真にとって、アンケートと共に提出します。
- レシート画像、アンケート内容に問題なければ、後日ポイント還元されます。
- 受け取ったポイントは、ソラチカルートでANAマイルに交換します。
- 長い文章ですが、ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
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