2017年4月27日に新しくオープンした、羽田空港 第2旅客ターミナルのクレジットカードラウンジ(空港ラウンジ)、「POWER LOUNGE NORTH(パワーラウンジ ノース)」を利用しました。
このラウンジがどのようなラウンジなのかご紹介致します。
POWER LOUNGEとは?
POWER LOUNGEは、羽田空港を管理する日本空港ビルデング(株)が運用している、いわゆる空港ラウンジです。
羽田空港 第2ターミナルにある「POWER LOUNGE NORTH」は、2017年4月にリニューアルオープンしました。
POWER LOUNGEの利用は有料ですが、当日の搭乗券と、いわゆるゴールドカードなどのクレジットカードを持っていると、無料で利用できます。
このようなラウンジを、カードラウンジと呼ぶ事もあります。
羽田空港 第二ターミナル、POWER LOUNGE NORTHの概要は以下の通りです。
項目 | 内容 |
ターミナル | 羽田空港 国内線 第二旅客ターミナル |
フロア | 3階 (保安検査後) |
営業時間 | 6:00~21:30 |
料金(税込) | 13歳以上:1,100円 4~12歳:550円 0~3歳 :無料 |
座席数 | 140席 (全席禁煙) |
無料 サービス |
|
有料 サービス |
|
電話番号 | 03-6428-8255 |
年会費が無料かつ、今回のようなカードラウンジが利用できるクレジットカードについては、以下のページにまとめています。
POWER LOUNGE NORTHの場所
POWER LOUNGE NORTH(パワーラウンジ ノース)は、羽田空港のANA側となる第2旅客ターミナルの保安検査後に利用できるクレジットカードラウンジです。
場所をざっくり言うと、「保安検査場を出て、左端の奥」。
羽田空港 第2旅客ターミナルには、A・B・C・Dの4つの保安検査場がありますが、保安検査場Aが最も近いです。
搭乗口で言うと52ゲート付近で、搭乗口のフロアから1つ上った3階です。
ターミナルのほぼ中央の保安検査場 Bから歩くと、パワーラウンジ ノースまでは5分くらいかかります。
搭乗口まで遠い場合、乗り遅れないように注意しましょう。
POWER LOUNGE NORTHに入室
搭乗フロアがある2階からエスカレーターで3階に上がり、右にくるっと曲がるとパワーラウンジの入り口が見えます。
入り口には自動ドアなどのドアが無く、開放的です。
受付の方に利用料金を支払うか、航空券と一緒にゴールドカードなどのクレジットカードを提示すると中に入れます。
私は、メインカードである、Marriott Bonvoy AMEX プレミアムカードで入室しました。
Marriott Bonvoyカードでは、カード本会員の他、同伴者1名まで無料で入室できます。
ラウンジ マップ
ラウンジを入ってすぐの右側の壁に、ラウンジのマップが描かれていたので、当サイトで清書してみました。
座席数は140。以前のエアポートラウンジ 北ピアは66席だったので、2倍以上!
ラウンジには、車椅子用を含むトイレ、喫煙室、TELコーナーが設けられています。
ラウンジ内の様子
ラウンジに入った第1印象は、「広い!」です。
以前のエアポートラウンジ 北ピアは、280平方メートル。
新しいPOWER LOUNGE NORTHは、650平方メートルなので、2倍以上の面積となり広々です。
エアポートラウンジ 北ピアの時は混んでる印象がありました。
しかし、POWER LOUNGE NORTHは空いていました。私が行った時間帯(朝7時前)にもよるとは思いますが。
座席のバリエーション
座席は、ソファー席あり、飛行機を見える座席あり、資料やパソコンを広げやすい大テーブルありと、バリエーションがあります。
雑誌、新聞もたくさん置かれていますので、時間つぶしにも良いですね。
窓際の座席からは飛行機がたくさん並んでいるのが見えます。
以前のエアポートラウンジ 北ピアのときは、ソラシドエアが駐機している方向がメインでしたが、POWER LOUNGE NORTHではご覧のようにANAの機体が並んでいる方角になります。
座席について、エアポートラウンジ 北ピアの頃は、真正面に向かい合わせで、それぞれ近い席が多かったです。
POWER LOUNGE NORTHでは、向かい合わせの座席でも、少し位置をずらして、真正面に向かい合わせないよう配慮されています。
全ての座席には、100V のコンセントの他、USB端子が設けられています。
USBは2Aの出力に対応しているので、スマホは当然のこと、iPadのようなタブレットも充電できます。これはありがたい!
これらコンセント、USB端子の他、荷物を引っ掛ける部分が、金属の削り出しで一体となったデザインとなっています。
カッコいいだけで無く、実用的なデザインです。
ラウンジの設計・デザインは?
新しいラウンジということもあり、ラウンジのデザインも綺麗です。
白と黒を基調とし、各部に木が使われています。
デザインした方気になって、担当した会社を調べてみると、空間設計が梓設計(田村デザイン室)の他、日本デザインセンター、原デザイン研究所、そしてTakramという会社のようです。
梓設計は、羽田空港全体を設計している設計事務所です。
羽田空港だけでなく、成田国際空港、関西空港をはじめとして、日本全国の空港設計を手掛けている大手事務所です。
日本デザインセンターは店舗デザインの他に、レクサスや無印良品のカタログ、アサヒスーパードライのパッケージなどを手がけています。
長年親しんだ、あのアサヒスーパードライのデザインを担当されていたとは。
原デザイン研究所は、Ginza Sixの他、こちらも無印良品のカタログデザイン、コーヒーのBlendyのパッケージデザインなどを手がけています。
Takramは、一見、SCSIの会社、Tekramかと見間違えてしまいました。
(アラフォー以上のPCユーザーにしか分からないネタです。しかも、「いやいや、SCSIと言ったらAdaptecでしょ」と言われそうです。実際私も、Adaptec使っていました。会社は無くなってしまいましたが。)
Takramは、カメラ好きなら知っているタムロンのレンズのデザインや、日経テレコンのデザインを手掛けていてる会社です。
このように、今回のPOWER LOUNGEの設計・デザインには、数多くの実績がある会社が担当されたようです。
飲み物・軽食
飲み物としては、コーヒーやオレンジジュース、ミルクなどのソフトドリンク類を無料で飲むことができます。
アルコールは有料
POWER LOUNGEには、アルコール(ビール)が準備されていますが、有料です。
羽田空港限定のクラフトビール「羽田スカイエール」です。
写真は2019年10月の消費税増税前の価格で、現在は680円(税込)です。
空港でリラックスするために、利用してみては
今回の、POWER LOUNGEへのリニューアルで、羽田空港ラウンジがより綺麗に、使いやすくなったと思います。
全席に、コンセント+USB(特にUSB)が設置されているというのは、昨今のスマートフォン・タブレットの普及に伴う、ありがたいサービスです。
新幹線など鉄道の「待合室」では、飲み物が提供されたり、新聞雑誌が読めたり、コンセントやUSBが使えるところはありません。
この辺りのサービスは、空の旅ならでは だと思います。
航空会社のラウンジと比べて、ゴールドカード程度の所有でタダで利用できるので、ハードルも低いです。
羽田空港内にある他のラウンジについても、POWER LOUNGEへのリニューアルを楽しみにしています。
羽田空港第2ターミナルの、他の2つのカードラウンジについてはこちらをご覧下さい。
コメント