Marriott Bonvoy amex premium、年会費・必要決済額増の改悪、どうする?

Marriott Bonvoy amex premium、年会費・必要決済額増の改悪、どうする? BonvoyAMEXプレミアムカード

2025年8月5日に、Marriott Bonvoy amex プレミアムカードの改定が発表され、改悪、大改悪という感想が様々なところで言われています。

実際に年会費の増加、無料宿泊特典の必要支払額増など、様々な条件が厳しくなっています。
現実的に、年収1,000万円位はないとカードのメリットは無いくらいに厳しくなりました。

解約するのか、継続・更新するのか私なりに考えてみました。

現在までのMarriott Bonvoyの状況

現時点での私のMarriott Bonvoyのステータス等です。

  • 会員歴 10年目
  • チタンエリート 5年目
  • 宿泊実績 → もう少しでライフタイム・シルバー

これまでに宿泊したマリオット系ホテルです。(順不同)
ホテル名は宿泊時のもので、既に退会あるいはリブランドしているホテルもあります。

The Ritz-Carlton 東京、京都、大阪、沖縄
The Ritz-Carlton Reserve ニセコ
Marriott 軽井沢、山中湖、修善寺、名古屋、琵琶湖、大阪、南紀白浜、沖縄
Renaissance Resort 高松、沖縄
Renaissance ウィーン(Imperial Riding School)
Design Hotel ウィーン(ダストリエスト)
Sheraton 宮崎、沖縄、フランクフルト空港
Sheraton Grand 東京、広島、宮崎
The Luxury Collection イラフSUI
Westin ルスツ、仙台、東京、横浜、大阪
W Hotel 大阪
Courtyard by Marriott 札幌、白馬
Fairfield by Marriott 札幌、恵庭、長沼、宇都宮、日光、大阪難波
Autograph Colleciton 東京(メズム)、大阪

宿泊数が最も多いのはシェラトン沖縄サンマリーナリゾート。これは連泊が多いためで滞在回数としては4回
次に宿泊数が多いのは東山ニセコビレッジ リッツカールトン・リザーブでこれも連泊のため。
滞在回数として多いのは、マリオット軽井沢と山中湖。

北から南、海外はドイツ・オーストリアまで、この記事を書きながら「色々なところに行ったなぁ」と思い出しました。貴重な思い出ばかりです。

 

Marriott Bonvoy amex プレミアムカードの改悪内容と感想

Marriott系ホテルの宿泊に、あるとお得なMarriott Bonvoy AMEXプレミアムカードですが、2025年8月5日にサービスの改定・改悪が発表されました。

Marriott Bonvoy amex プレミアムカード

詳細な内容は他のブログやYouTubeでたくさんまとめられているので、当サイトでは個人的な感想を記します。

年会費:49,500円 → 82,500円

これまでより、年会費が約1.7倍、33,000円アップに。

現在私は、Marriott Bonvoy amex プレミアムカードをメインカードにしています。

しかし、ANAのSFC維持のためANA VISA スーパーフライヤーズ ゴールドカードを夫婦で(計 24,750円)、JALのJGC維持のため JALグローバルクラブ CLUB-Aカード(計22,000円)も所有しています。

この他、ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)、 ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO
(ANA TOKYUカード)などもあり、現時点でもカード年会費の合計は10万円を超えています。
これが、更にプラス33,000円になります。

しかし、ゴルフが趣味の方なら年間10万円は軽く超えるでしょうし、実益を兼ねた趣味としてのマイラー活動を趣味とすれば、そんなものかなと。

陸マイラーになる前は年会費無料のカードばかりでしたが、金銭感覚がバグってきました。

人生を豊かにするための必要経費ととらえ、年会費33,000円増は受け入れます。

 

公共料金・国税のポイント付与率 1.5% → 0.5%

公共料金のポイントが減るのは残念ですが、利用実績目的でのカード利用が多く、公共料金のポイント数はあまり気にしていません。
私の場合、ガス・水道はこの付与率削減に関係しますが、電気はauでんきなので削減対象外です。
国税もMarriott Bonvoy amex プレミアムカードで支払っていますが、手数料をゼロにするためau PAYで支払っており、もともとポイント対象外でした。
公共料金・国税のポイント付与削減は、あまり関係なし

 

事業用決済のポイント付与率 3.0% → 対象外

事業用決済に使っていないため影響はありません。せどりや転売も行っていません。

自動車パーツとして、車両部品、メンテナンス用品がありますがオートバックスなどで部品買う程度はポイント対象だと思っています。ETCやガソリン代はどうなるんでしょうか。

業務用食材も対象外となっていますが、これは業務スーパーで買い物をした場合は対象なのでしょうか。業務スーパーを普段利用していないので影響は無いのですが、線引きが気になります。

事業用決済していないので関係なし

 

年間宿泊実績 15泊、カード所有でゴールドエリートは変更なし

年間宿泊実績15泊、カード所有でゴールドエリートは変更ありませんでした。

これまでにたくさんマリオットに宿泊したと思っていたものの、宿泊実績2倍キャンペーンを過去に利用したことがないため、ライフタイムではライフタイム・シルバーに少し届かないステータスです。

宿泊実績のために連泊予約し、初日と最終日だけ実際に泊まるというのも何か違うなと思って、宿泊実績2倍キャンペーンは利用してきませんでした。

年会費 82,500円 ÷ 15泊 = 5,500円/泊なので、宿泊実績を貯めると考えると悪くないです。マリオット系ホテルに1泊5,500円では泊まれません。

例年だとカードによる宿泊実績を含めて30~40泊ですが、今年は家族の事情で宿泊回数が少なく、現在決まっているものとカードによる実績を含めて25泊程度で落ち着きそうです。

この調子で行くと、5年以内にゴールド・ライフタイム、10数年でプラチナ・ライフタイムでしょうか。長いですね。。。

最近、JALのJGC(JALグローバルクラブ)は単年で取得できず、数年~10年以上必要になりましたが、それに似た感じです。

ライフタイムステータスを上げるため、15泊の宿泊実績継続は助かる

 

無料宿泊特典:150万円 → 400万円決済

年会費以上に、カード更新をあきらめる方が多くなる条件変更だと思います。

SPG Amexの頃の無料宿泊特典は、カード更新のみで獲得できました。今考えてもお得なカードでした。
その後、SPG AmexからMarriott Bonvoy amex プレミアムカードに切り替わった段階で、年間決済150万円が無料宿泊特典の上限になりました。

それが今回の改定で、2倍以上の400万円になりました。今振り返ると、年会費約5万円のカードの特典利用のための決済額が150万円というのは少ないです。300万円くらいにすべきだったのでしょうが、SPG Amexが決済額条件なしだったので、0円 → 300万円への改定は難しく、150万円に落ち着いたのでしょう。

それが今回、一気に400万円決済へと上がりました。

決済額の引き上げの代わりとして、これまで50,000ポイントが上限だった無料宿泊特典が75,000ポイントへと1.5倍に引き上げられました

年間400万円決済、月平均33万円は一般的にはかなりハードルが高いものです。
無料宿泊が出来なければ年会費の82,500円でそのままホテルに泊まった方が良いため、年間決済額400万円未満の方はカード解約の流れになるでしょう。

マリオット、アメックスが今回のカードサービス変更により富裕層にシフトしたいという意思が感じられます。

400万円決済が出来る年収の目安

ここで、400万円決済ができる年収の目安を考えてみます。

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一般的に言われる年収は所得税・住民税・社会保険料などを引く前の額です。

どれだけ少なくとも、年収530万円以上必要

手取りで400万円かつ高額なカード年会費(計約408万円)を考慮すると、税引前の年収で少なくとも530万円以上必要です。
これが、実家暮らしかつ全ての日常の支払いをカード払いできたと仮定して、400万円決済ができる最低限の年収。

家賃・住宅ローンを含めると、年収790万円以上

大きな支払いとなる月々の家賃がクレジットカード払いできればハードルは下がりますが、家賃はクレジットカードで支払えないケースの方がほとんど。住宅ローンはクレジットカード支払いできません。

カード支払いできない家賃又は住宅ローンを月12万円×12か月(=144万円)と仮定すると、408万円+144万円=552万円となり、年収では740万円以上必要です。

キャッシュレスが進んだ今日でも全ての生活をカード支払いできないため、仮に月3万円を現金支払いすると更に必要年収は上がり、790万円程度必要です。

貯金を含めると、年収1,000万円以上

Marriott Bonvoy amex プレミアムカードでは、新NISAの積み立て、確定拠出年金の積み立てや株式投資が出来ないため、年収790万円だとカツカツで貯金が出来ません。

年間の貯蓄額を120万円(積み立てNISA枠)だとすると、年収1,000万円は必要です。
ただし年収1,000万円で120万円貯蓄だと、手取りに対する貯蓄率は16%なのでやや少なめ。

これまでの説明は経費の仮払いなどが無い条件ですが、個人のカードで会社経費などを仮払いできる方であればハードルは低くなります。

なお、夫婦共働きで世帯年収1,000万円(夫600万・妻400万)の場合は手取りで783万円と、1人で1,000万円の年収があった場合の手取り731万円と比べて50万円以上有利になります。

年間400万円は達成できそう

私の過去のカード利用額を見てみると、2023年、2024年共に約450万円でした。
私の場合、定期券や出張などの経費払いは、年間50万円前後だと思います。

2025年は8月の時点で380万円と、残りの期間で400万円は余裕でクリアできるため、来年・2026年もプラチナエリート継続です。

年間400万円決済は、例年通りであれば達成できそう

 

プラチナステータス:400万円 → 500万円決済

今回の改定で、個人的に最も厳しいと思ったのが、このプラチナステータスのルール変更です。

私の場合、普段の生活費・固定費は当然ながら、ふるさと納税、国税や地方税などを全てをMarriott Bonvoy amex プレミアムカードでまとめて、ようやく400万円のハードルを越えられる程度です。
JALカードやANAカードを所有しているものの、実際にはほとんど使っていません。
そのくらいMarriott Bonvoy amex プレミアムカードにまとめています。

「400万円はいけるが、500万円は厳しい」という私のような人を減らすため、500万円というハードルを設定したなという印象もあります。

2023年、2024年共に決済金額約450万円。2025年は8月時点で380万円なので、500万円までもう少しという感じもしますが、欲しいもの・買いたいものが無いのです。

実際には、プラチナステータスを持っていてもアップグレードの頻度は減っているように思いますが、ホテルによっては朝食が付いたり割引されるプラチナエリートは地味にありがたいものです。

足るを知る。物欲があまりない

「年間400万円以上決済しているから、たくさんの物を買っているのだろう」などと思われるかも知れませんが、実際には物欲がありません。
ある程度何でも好きに買えるような資産が貯まると、逆に何も欲しくなくなるのだと思います。

普段の生活は地味で、インフレで食事も値上がりしている中、普段のランチで1,000円を超えるとおっ!と思います。

今年の最も大きなカード支払いは1回で20万円ほどですが、これはスマホ3台を一括で支払ったためで、1台当たりだと7万円ほど。
それまで使っていたiPhoneがiOSのバージョンアップの対象外になるくらい古かった為、やむを得ずという感じです。

その次に支払いで大きいのは車のサスペンション周りの交換費用 93,000円ですが、オイルが漏れていたため、これもやむを得ない費用です。
車自体、もともと中古で買っており、来月で初年度登録から10年目になります。

車を買い替える予算が無い訳ではありませんが、仮に400万円の車を買ったら税や登録費用でまとまった金額が出ていき、自動車保険も増えて年数十万円のマイナス。
400万円を株や投資信託に回せば、少なくとも年に10万円以上のプラスになる と考えてしまいます。車は土日くらいしか乗らず、例年だと年間走行距離3,000km程にしかならないので、なおさらです。

家電は大抵のものを買い替えてしまったので故障以外の買い替えはなく、時計や服には興味がありません。ゴルフやマリンスポーツのようなお金のかかる趣味もありません。

写真撮影のためのカメラは買っても良いなと思います。
今使っているCanonのカメラはEF-Mのマウントです。これは既に生産終了のため、次買うカメラはレンズから揃える必要があり、まとまった金額になります。

このようにあまり物欲が無い私の場合、お金の主な使い道としては思い出作りとしての旅行となります。
今年は例年より少ないのですが、それでも年始年末の沖縄、翌月の沖縄での野球のキャンプ視察、白馬のスキー、親孝行としての旅行に行っています。

そのため、旅行好きにはMarriott Bonvoy amex プレミアムカードが良いのでは と思っています。

プラチナステータス取得のための500万円達成が自分にとって最も厳しい

 

プレミアムではない、Marriott Bonvoy amex という選択肢も

今回のカード改定では、プレミアムが付かない「Marriott Bonvoy amex」も改定されています。
Marriott Bonvoy amexカード
普段のカード支払いで得られるポイント数がプレミアムの3分の2になってしまうものの、年間250万円の利用が見込める人にとっては、悪くないカードだと思います。概要は以下の通り
  • 年会費 34,100円(税込)
  • 家族カード1枚無料
  • 所有するだけでゴールドエリート資格 (プラチナへのUPは無し)
  • 宿泊実績 年間 5泊分
  • 無料宿泊特典 50,000ポイント相当
  • 無料宿泊特典のカード利用額が年間250万円

年会費やゴールド会員付与など、今はもう無くなってしまった、spg AMEXと同じです。

無料宿泊特典の条件はspg AMEXでは更新のみでしたが、カード利用額250万円になったのがspg AMEXとの大きな違いです。

プレミアムカードに目が行きがちですが、乗り換え先の選択肢として十分にアリだと思っています。

 

(個人的な)まとめ

改悪、改悪と呼ばれる改定後のMarriott Bonvoy amex プレミアムカードですが、私の場合は継続します。
先月カードを更新したばかりなので、私の更新はほぼ1年先です。

年会費が上がってもカード更新する理由は、3万円の値上げが許容でき、年間400万円の決済が見込めそうであることと、年間15日の宿泊実績が付くこと。

ライフタイム・ゴールドだったら五合目を過ぎたところ。
ライフタイム・プラチナまでの道のりはまだ遠く、三合目を過ぎたところ。

これまで、宿泊実績2倍キャンペーンについては一切関わってきませんでしたが、来年もキャンペーンがあれば利用するかも知れません。

ライフタイムゴールド、プラチナとも単年で達成できるようなものではないので、数年がかりでのチャレンジです。

プラチナエリートが獲得できる500万円支払いは達成できるか分かりません。
来年支払いで大きいものとすると車検くらい?カーナビをずっと更新していないので買い替えの候補になりそうです。あとはカメラも買い替え候補。
ポイント要らないので、三井住友カードのようにMarriott Bonvoy amex プレミアムカードでNISAの支払いができたら、500万円は余裕でクリアできるのですが。

無料宿泊条件が緩いヒルトン・オナーズ・アメックスに移る方もいらっしゃるでしょう。
しかし、マリオットとしてはヒルトン系のホテルを利用される事は好ましくないので、しばらく経過したらカードに関してメリット追加などあるのでは?と思っています。
逆に加入者増によるヒルトン・オナーズ・アメックスの改悪はあり得ると思います。

人生折り返し地点を過ぎた今、マリオットの宿泊実績を重ねることが人生後半の楽しみのひとつになるのかも知れません。
Die With Zeroではありませんが、生涯を閉じる同級生が出てきた年齢になってきたので、健康で動けるうちに行動したいと思っています。

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