東京都をはじめとする首都圏9都県市が主体となり、自然エネルギーから作られる電気を安く共同購入する「みい電」というサービスがあります。
オークションの結果、決まったのはミツウロコでんきでしたが、ハピタス経由で申し込んだ方がお得な感じです。
みい電 (みんなでいっしょに自然の電気) とは?
「みい電」とは、「みんなで一緒に自然の電気」というサービスの略称です。
最近、省エネの冷蔵庫に買い替えて、東京都から商品券をもらったのですが、その封筒の中にこの「みい電」の案内が入っていたことで知りました。
これは、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県に住む方を対象にしたサービスで、行政が主体となって、クリーンエネルギーを共同購入し、一定量の需要をまとめることで電気代を下げようというものです。
最近、燃料費の高騰で新電力の電気代が大幅に上がったという報道がありましたが、東京都をはじめとする自治体が関係するサービスであれば、より安心です。
ポイントを貯めるとともに、固定費の削減は家計での重要なテーマだと思っていますので、早速、これまでの電気代の情報などを入力して、みい電事務局からの回答を待ちました。
オークションの結果は、ミツウロコグリーンエネルギー(株)
申込から10日ほどで、最安値の電力会社の結果が送られてきました。
オークションの結果は、ミツウロコグリーンエネルギーという会社の電気でした。
ミツウロコでんきというサービス名称のようです。
https://mitsuurokodenki.jp/
そういえば、ちびまる子ちゃんのTVCMが流れていたような。
東証一部上場のミツウロコグループホールディングスの関連会社です。
我が家の場合、自然電力30%の場合で、年間電気代は現状の東京電力よりも 7,150円安くなり、自然電力100%のエコな電気だとしても、4,814円安くなるようです。
7,000円超も年間で安くなるのはありがたいです。別に、この電気会社に変更したからといって停電しやすくなるとか、そういうものではなく、これまでの東京電力と同じ使い勝手ですし、クレジットカードで支払いも出来ます。
クレジットカードによっては、東京電力などの大手電力会社のカード支払いは、もらえるポイントが減ってしまうものもあります。しかし、ミツウロコでんきのような新電力会社であれば、普段のショッピングと同じポイント数がもらえると思います。
申込は、このメールに送られてきたリンクから、ネット上で簡単に済ませられます。
電気代単価の比較
一般的な契約となる従量電灯Bにおいて、東京電力とミツウロコでんきの基本料は、10A~60Aまで全て同額。
電気代が安いのは、その電気単価が安いからです。
重要事項説明書を確認してみると、ミツウロコでんきに直接申し込むより、みん電経由でミツウロコでんき(再生可能エネルギー30%)に申し込む方が、単価が安くなっていました。共同購入の差ですね。
1kWhの単価(円)
東京電力 | みい電経由 ミツウロコでんき |
ミツウロコでんき 直接 | |
最初の120kWhまで | 19.88 | 21.83円 | 21.83 |
120超~300kWhまで | 26.48 | 22.05円 | 23.05 |
300kWh超過分 | 30.57 | 23.71円 | 25.71 |
120kWhまでは東京電力の方が安いものの、我が家で一か月120kWhで納まる月はありません。120kWh以後の単価が安いことから、トータルの電気料金が下がるということです。
注目すべきは、ミツウロコでんきに直接申し込むよりも、みい電経由で契約した方が安くなるということです。
特に、300kWh超の電気単価が東京電力よりも1kWh当たり7円近く安いため、家族が多い家庭ほど電気代が安くなりそうです。共同購入のパワーですね。
我が家の場合、エアコン、照明、冷蔵庫など、電気を使う機器は省エネ性能の高いものに置き換えたので、300kWhを超える月は、年の半分以下。そのため、300kWh超の単価が安い恩恵は少なめ。
これらの結果をグラフ化すると、こんな感じになります。
東京電力と電気代が逆転するのは、170~180kWh前後。
そのあとは、ミツウロコでんきの方が安くなります。
共同購入による単価の違いで、ミツウロコに直接契約するよりも、みい電経由の方が安くなっています。ただしその電気代の差は、東京電力との差と比べると小さいです。
ハピタス経由で契約すると、20,000円分のポイント
このようなサービスの検討の際、マイラーであればポイントサイトに案件がないかどうか調べるのがルール。
そんな訳で調べてみると、ありました。ハピタス経由でミツウロコでんきに申し込むと、20,000円分ものポイントが!
先ほどのように、ミツウロコでんきに直接申し込むよりも、みい電経由で提示された単価の方がオトクです。
我が家の昨年の電気代を元にしてその差額を調べると、年間で2,000円くらいでした。
つまり、ハピタスの20,000円分のポイントは、10年分くらいの差額を先にもらえることになります。
20,000円分のハピタスポイントは、TOKYUルートで交換すると、ANAのマイル 15,000マイルになります。
この他、現金に交換しても良いですし、Tポイントに交換して、毎月20日にウェルシアで買い物をすれば、1.5倍の30,000円分の利用が可能です。
毎月の電気代が安くなりながら、さらにこのようなポイントがもらえるのはありがたい。
契約変更の手数料、解約の違約金などは無し
東京電力 → ミツウロコでんきへの変更は、手数料などは要りません。
ミツウロコでんきは原則1年契約ですが、その期間中に他社へ切り替えたとしても、違約金などは発生しません。
将来的に、ミツウロコでんきよりもエコで安い電力が出てくる可能性もあります。
単価が安い「みい電」経由でミツウロコ電気に申し込むよりも、ハピタスで20,000円分のポイントをもらっておいた方がオトクそうです。
なお、この計算結果は、我が家での電気代の場合です。
毎月の電気使用量が300kWhを大幅に超える家庭では、ミツウロコでんきに直接申し込むか、みい電経由で申し込むかの場合の電気代の差額が大きくなります。
20,000円分のポイントをもらった方が良いかどうかは、過去1年分の電気代の明細を元にして計算してみると良いでしょう。
ハピタスについては、こちらでまとめています。
固定費の削減は、手間はかかりますが、継続的に節約できます。
仮に、7,000円の削減ができたと仮定した場合、税金を考慮すると給料換算では、1万円増えたと同じ程度ですからね。
なお、今回の「みい電」でのミツウロコでんきの他、楽天経済圏な方は、楽天でんきに加入して楽天SPUを上げるという方法も考えられますが、現在、楽天でんきは新規加入を中止しています。
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