2017年16日・17日に東京都福生市の横田基地で行われている、日米友好祭に行ってきました。
参考になるか分かりませんが、写真を交えて雰囲気をお伝え致します。
日米友好祭の概要
日米友好祭は、毎年横田基地で開催されているイベントです。
概要につきましては、以前のエントリーをご覧下さい。
八王子・ブルーインパルス後の日米友好祭
今年は八王子のブルーインパルスの展示飛行が同日にあったため、八王子でブルーインパルスを見た後、JRで横田基地に向かいました。
なお、ブルーインパルスは、横田基地の近くを編隊を組んで飛行したようですね。
八王子におけるブルーインパルスの祝賀飛行(展示飛行)と、日米友好祭の日程がたまたま重複した今回の日程でしたが、今後当分このようなことは無いでしょうから、貴重な日だったと思います。
当日の混雑状況
最寄りのJR青梅線の牛浜駅は大きな駅ではなく、電車を降りたホームから、改札口に上がる階段・エスカレーターが混んでいました。
駅を出て会場までは、人の流れに沿って歩けば分かります。
歩いて行って、どうしても流れが止まるのが、入口のゲート前の交差点。
警察による誘導が行われていますが、当然ながら人だけでなく、車も通さなくてはいけないためです。
ゲートに向かって左側の横断歩道が、これから横田基地内に向かう方のルート。
ゲートに向かって右側の横断歩道が自宅に帰る方のルートと、一方通行になっています。
逆に歩こうとすると、警察の案内の方にマイクを通じて大きな声で怒られますのでご注意ください。
流れに沿っていれば大丈夫です。
また、自転車に乗って入ることはできません。こちらも、マイクを通じて怒られます。
近隣に自転車を停めて入りましょう。
1日 300円で駐輪場として場所を貸している地元の方もいらっしゃいました。
セキュリティチェック
2016年の日米友好祭の際には、身分証明書の提示が要求され、手荷物のチェックもされましたが、今年、私が入った時間帯にはどちらもありませんでした。
ただし、セキュリティチェックのブースは準備されていましたので、時間帯などによって行われるのかも知れません。
子供の迷子対策用 紙ベルト
セキュリティチェックのブースを通り抜け、右側にトイレがたくさん並んでいる反対側(左側)に、子供の迷子対策用 紙ベルトを配っていました。
お子様がいらっしゃる方は、この紙ベルトに連絡先などを記入し、子供の手首に巻いておきましょう。万が一、子供が迷子になってしまった場合に、連絡がとりやすくなります。
なお、会場内では迷子のお知らせがよく流れています。たくさんの人が居る日米友好祭ですので、迷子にはご注意を。
最初に見えた、航空自衛隊のペトリオット
会場に入って最初に見えたのは、航空自衛隊のペトリオットでした。
地上から航空機を撃墜するミサイルです。
この展示は、初日・16日のみなので、17日は行われていないはずです。
広い、日米友好祭の会場
会場に入ると、そこは滑走路がある場所ですので、とても広くなります。
大きな飛行機が入った近くに展示されています。
この写真の右側から正面にかけて、飲食店のブースが並んでいます。
行列が長いのは、ステーキのような肉関係のブース。
行列に長時間並ぶのが苦手な私は、食べてはみたいものの、その行列の長さを見てあきらめました。
会場に入って左側には格納庫があり、バンド演奏が行われています。
また、左側にも飲食のブースが並んでいます。
そして、この写真のずっと奥に、飛行機がたくさん展示されています。
展示機について
展示機は9月8日の段階では、以下のものが予定されていました。
米軍機 | 戦闘機:F-15C、F-16 支援航空機:A-10 哨戒機、早期警戒管制機:P-8、E-3 輸送機:C-17、MC-130H、MC-130J、C-130H、 C-130J、KC-135、C-12J、MV-22、UC-35 戦略爆撃機:B-1B 無人航空機:RQ-4 ヘリコプター:HH-60G、MH-60R、UH-1N、UH-60、CH-53、AZ-1Z |
自衛隊機 | 戦闘機:F-2、F-15 練習機:T-4、T-400 偵察機:RF-4 輸送機:KC-767 救難捜索機:U-125A ヘリコプター:CH-47J、AH-1S、OH-6 |
しかし、実際には台風+北のミサイルの影響で、米軍・自衛隊ともに戦闘機は一切無し。
オスプレイ(MV-22)、目玉のB-1Bの展示もありませんでした。
当初の予定よりも大幅に展示機が減って、スペースが空いていた印象です。
今回の展示機の中で、写真を撮るために人だかりができていたのは、次のRQ-4でした。
RQ-4 グローバルホーク
RQ-4 グローバルホークは、無人航空機です。偵察機なので、武器の搭載はできません。
無人機なので当然コックピットはなく、特徴的なデザインになっています。
今後、三沢基地に配備予定ですが、基地の改修の関係で、今は横田基地に配備されているそうです。
自動車では、最近、自動運転のニュース記事を良く目にします。
飛行機、特に軍用機の世界でも、偵察機だけでなく戦闘機においても自動運転が増えて行くのだと思います。
以前、戦闘機用のAIが、ベテランパイロットに完勝したという記事も出ています。
人間が操縦する場合、急旋回・急上昇すると、そのGに戦闘機ではなく身体が耐えられないという問題が出てくるため、人体の耐えられるGが戦闘機の最大性能になります。
しかし、AIであれば、急旋回・急上昇しても、それに耐えられるGは人体よりもずっと上でしょうから、戦闘機の性能をもっと上げられる可能性もあるのではないでしょうか。
数十年後には、ブルーインパルスのような曲芸飛行も、AIによる自動運転機が行うケースも出てきたりして。
C-17 グローブマスター
C-17を含め、輸送機の多くは、実際に乗ることができます。
しかし、そのための行列は、写真のように長い行列。(左端が、C-17への入口)
長い行列に並ぶのが苦手なので、中に入るのは見送り・・・。
CH-53
展示されているヘリコプターの中で目立っていた、大型のヘリコプター
ヘリコプターや、輸送機は、写真のように近くまで寄ったり、実際に触ったりすることができます。
ヘリコプターの上部のメカニカルな部分、好きです(笑)
こういう部分を設計する人、賢いんだろうなぁ と毎回思います。
飛行展示
日米友好祭は、航空祭ではないので、戦闘機の離発着やブルーインパルスのような曲芸飛行はありません。
しかし、ヘリコプターや輸送機による展示飛行が行われました。
ヘリコプターから人が下りてきて、ヘリコプターで吊りあげ → 乗員もヘリコプターに戻るという手順の様子です。
しかし、ヘリコプターから人が下りてきて、ヘリコプターで吊り上げをするまで、ヘリコプターが何度も旋回して待機していました。
どうしたのかな?と思っていたら、ATLAS AIRの着陸待ちのためでした。
この飛行機が着陸し、再開して終了。
ちなみに、ヘリコプターのホバリングは安定しており、さすがという感じがしました。
この他、輸送機からパラシュートで降下する展示飛行も行われました。
この時、既に望遠レンズを片づけていたため、スマホでの撮影。
雰囲気があまり伝わりません。。。
横田基地のfacebookから写真をお借りすると、この時の機内の様子はこんな感じ。
Yokota Air BaseのFacebook「Friendship Festival 2017」より
1枚目の写真、ダチョウ倶楽部の「押すなよ!絶対に押すなよ!」を想像してしまいました(笑)
落下の様子を実際に目で見ると、飛行機から降りた直後は、かなり人が揺られています。
遠目からはゆっくり下りているように見えますが、実際にはかなり速いのではないでしょうか。
軍用犬の見回りも
会場内には、軍用犬の見回りも行われていました。
見回りといっても、米軍の方もフレンドリーで、気軽に写真撮影に応じてくれます。
日米「友好」祭というだけあって、どの米軍の方もフレンドリー。
写真撮影は、どこでも気軽に応じて頂け、あちこちで色々な方が記念撮影されています。
帰りは、タクシー(?)で
朝1番の八王子、ブルーインパルスと、広い会場内を歩いて疲れたので、帰りはタクシー(?)で。タクシーといっても、入口ゲートと会場内を繋ぐ、臨時のものです。
車体には、「横田線」、IRASSYAIMASE(いらっしゃいませ)などと書かれていました。
乗車料は、大人100円。子供は50円。
会場に入る、行きのときでも乗車できます。
まとめ
2017年の日米友好祭 2日目は台風による雨天のため、客足は減りそうです。
屋外のライブや、花火も中止されるようです。
今年訪問できなかった方は、来年参加されてみてはいかがでしょうか。
来年も、日米友好祭が無事に開催できる、平和な状態でありますように。
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