成田、中部、関空から毎日ヘルシンキ便があるフィンランド航空(フィンエアー)が、福岡にも就航。10月までの期間限定ながら週3便です。この機会にフィンランドを訪れてみてはいかがでしょうか。
最も近いヨーロッパ、フィンランドに福岡からの直行便が就航
フィンランド航空(フィンエアー:Finnair)は、フィンランドの首都、ヘルシンキを中心とした航空会社で、成田、中部、関西空港から毎日ヘルシンキ便があります。
ヘルシンキ国際空港はそれほど大きくありませんので、乗り換え容易に他のヨーロッパの都市への乗り換えもできます。
フィンランド航空(フィンエアー)は、写真のように one worldに加盟していますので、JALと同じです。
このフィンランド航空(フィンエアー)が、期間限定で本日5月8日から10月9日まで、福岡に就航します。
運行は、福岡発・ヘルシンキ行きが水曜と金曜、日曜日。
ヘルシンキ発・福岡行きが火曜と木曜、土曜日です。
私は、初めて海外で個人旅行をしたのが、フィンランド航空(フィンエアー)に乗ってのフィンランド旅行でした。その数年後、再び訪れています。
フィンランド旅行は、日本ではあまり馴染みがない国かも知れませんが、良い旅行先ではないかと思います。
ちなみに、一般社団法人 日本旅行業協会によると、海外旅行者の旅行先としてフィンランドは、2013年の統計で31番目の106,769人。
これは、秋に直行便が無くなるオーストリアの259,184人の半分以下です。
5.海外旅行者の旅行先トップ50(受入国統計)
https://www.jata-net.or.jp/data/stats/2015bis/05.html [リンク切れ]
フィンランドの名所、近くの国々、ブランド
今回は、手元にある写真から、フィンランドのご紹介をしてみたいと思います。
ヘルシンキ大聖堂&元老院広場
ヘルシンキ中央駅から徒歩10分ほどで到着する、ヘルシンキ大聖堂と、その近くの元老院広場。
大聖堂の中にも無料で入ることができます。
真っ白な外観が印象的で、小高い丘の上に建っているので、遠くからでもよく見えます。
後述する、シリアライン・ヴァイキングラインでスウェーデンからフィンランド入りした場合、船の上からも良く見えます。
私が訪問した時には結婚式が行われていました。
ここから南の海側に向かうと、マーケット広場(Kauppatori:カウッパトリ)があり、様々な野菜や果物などの生鮮食品、花やフィンランドの手工芸品が売られています。
室内の店舗もあり、その中のお寿司屋さんで食事をしました。
さすがにお米の味は日本とは違いますが、サーモンはとっても!美味しかったです。
世界遺産、スオメンリンナの要塞
マーケット広場の近くにあるフェリー乗り場から、世界遺産のスオメリンリナの要塞(Fortress of Suomenlinna)がある、スオメリンリナ島に行けます。
フェリーに乗るのは15分ほど。
現在のフィンランドは以前、スウェーデンが統治していました。
その頃は、ロシアとバルト海の覇権争いをしていたことから、1700年代半ばにこの島を軍事要塞として開拓しました。当時はスヴェアボリ(Sveaborg, スウェーデンの要塞)という名称でした。
その後1807年、ロシアがフィンランド領を制圧しへルシンキに首都を移し、スオメリンリナの要塞はロシアの軍事拠点となりました。
1917年のロシア革命後、フィンランドは国家として独立を宣言し、翌年の1918年島の名前は「フィンランドの城」を意味するスオメンリンナに改称され、今日に至ります。
島には写真のような大砲や石壁があちこちにあります。
また、歴史を知ることができる博物館がいくつもあるので、それらを見ても楽しめます。
シリアライン、ヴァイキングラインで、ストックホルムへ
ヘルシンキからは、シリアライン(SILJA LINE)とヴァイキングライン(VIKING LINE)という会社が、スウェーデン ストックホルムへの船を毎日運航しています。
私は、ヘルシンキ発ではなく、スウェーデン・ストックホルム発 → ヘルシンキ着のシリアラインに乗ったことがあります。
写真のように大きな船で、客室数は1,000室近くあります。
大きな船でバルト海は内海ですので、揺れは少なく、食事も美味しく、免税店やカジノもあります。
フィンランド・ヘルシンキから、スウェーデン・ストックホルムに渡ると、同じ北欧でもやはり変わった雰囲気になります。
ヘルシンキの旧市街や、夜景はとても綺麗です。
タイミングを合わせて、衛兵交代式 (スウェーデン王宮・ストックホルム宮殿)も御覧になると良いでしょう。
写真のような音楽隊や騎馬兵をすぐ近くで見ることができます。
ヘルシンキから、シリアライン・ヴァイキングラインを使った船での移動は、時間があれば、本当におすすめです!
なお、現時点で日本からストックホルムへの直行便はありません。
飛行機で行く場合には、フィンランド航空でヘルシンキまで行って乗り換えるか、スカンジナビア航空(SAS)でコペンハーゲン乗り換えが一般的です。
エストニア、ラトビア、リトアニアへのバルト3国への移動も
フィンランド・ヘルシンキから、バルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)のひとつ、エストニアの首都タリンまでは直線距離で80kmほど。
フェリーで移動できます。
フェリーでの移動時間は2時間半ほど。日帰りもできる時間です。
エストニアは、ITの先進国として知っている方もいらっしゃるかもしれません。
無料電話の先駆け、Skypeを生んだ国でもあります。
私は、バルト3国には行ったことがないのですが、行ったことがある人に伺うと、街も自然も綺麗だということです。
今後、フィンランドに行くことがあったら、バルト3国にも行ってみたいです。
なお、バルト三国もスウェーデンと同様、直行便がありません。
フェリーを使わず、全て飛行機で行く場合には、フィンランド航空でヘルシンキまで行って乗り換えるのが一般的です。
石の教会 (テンペリアウキオ教会)
石の教会というと、日本では軽井沢にある内村鑑三記念堂がありますが、フィンランドで石の教会といったら、テンペリアウキオ教会です。
外から見ると、写真のようなドーム状。
中に入ると、右の写真のように石で囲まれており、石の反射により、音の響きが良い教会です。
ヘルシンキに行ったなら、欠かせない訪問地でしょう。
marimekko、iittala、Arabia
フィンランド生まれのブランドで思い浮かぶのは、marimekko(マリメッコ)、iittala(イッタラ)、Arabia(アラビア)ではないでしょうか。(Arabiaは思い浮かばないかな?)
フィンランド航空(フィンエアー)の飛行機には、マリメッコのシンボルとして使われている、ウニッコがデザインされているものもあります。
これらフィンランド生まれの商品は、当然ながらフィンランドのいろいろな所で購入でき、アウトレットのお店もあります。
生活の一部に、北欧生まれの食器や雑貨、バッグはいかがでしょうか。
フィンランド航空 まとめ
- フィンランド航空(フィンエアー)は現在、成田、中部、関空とヘルシンキを毎日運航しています。
- この3空港に加え、10月9日までの限定で福岡にも週3便が就航します。
- フィンランドはあまり馴染みがないかも知れませんが、行ってみると良い場所です。
- 時間があれば、シリアライン、ヴァイキングラインに乗って、スウェーデン・ストックホルムに行ってはいかがでしょうか。
- バルト三国のひとつである、エストニアのタリンまでは高速船で2時間半ほどです。
- お時間がある方は、バルト三国まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
- 今回の福岡就航をきっかけに、フィンランドを含めた北欧やバルト三国への旅行者が増えるといいですね。