5月は自動車税の支払があります。現金で払ってもマイルは貯まりません。
自動車税でマイルを貯めるにはどの方法がベターなのでしょうか。東京都編で調べてみました。
5月は自動車税の支払いがあります
毎年5月には、自動車税の支払いがあります。
排気量による、自動車税の標準年税額は以下の通りです。
総排気量 | 年税額(標準) | 15%重税 |
1,000cc以下 | 29,500円 | 33,900円 |
1,000cc超 ~ 1,500cc以下 | 34,500円 | 39,600円 |
1,500cc超 ~ 2,000cc以下 | 39,500円 | 45,400円 |
2,000cc超 ~ 2,500cc以下 | 45,000円 | 51,700円 |
2,500cc超 ~ 3,000cc以下 | 51,000円 | 58,600円 |
3,000cc超 ~ 3,500cc以下 | 58,000円 | 66,700円 |
3,500cc超 ~ 4,000cc以下 | 66,500円 | 76,400円 |
4,000cc超 ~ 4,500cc以下 | 76,500円 | 87,900円 |
4,500cc超 ~ 6,000cc以下 | 88,000円 | 101,200円 |
6,000cc超 | 111,000円 | 127,600円 |
新車登録からガソリン車は13年経過、ディーゼル車は10年経過していると、15%も自動車税が高くなります。
「モッタイナイ」と、古い車に乗っていると税金が高くなるのは困ったものです。
家の車は、1998cc ≒ 2,000ccなので、年額は39,500円です。
車の排気量は、1,600ccや1,800ccのものも多々ありますが、排気量の区切りは500ccなので、1,600ccの車でも2,000ccの車でも自動車税は同じです。
海外のように100ccや200cc区切りになれば、良いのでしょうが。
話が脱線しました。
東京都はクレジットカード支払いに標準対応
東京都では、都税事務所・都税支所・市庁・都税総合事務センター・自動車税事務所をはじめとして、銀行等の金融機関、郵便局、そしてコンビニエンスストアにおいて、現金納付できます。
そして、Yahoo!公金を使わなくても、都税クレジットカードお支払いサイトから、クレジットカード支払いができます。
ただし、クレジットカード支払いの場合、税額1万円ごとに 73円(消費税込78円)の決済手数料がかかります。
自動車税が39,500円の場合、決済手数料は292円(消費税込315円)必要ですので、トータルの支払いは 39,815円です。
普通、お店で買い物をする場合に店舗側がクレジットカード支払いに限って手数料を取るのはNGで加盟店規約に反しますが、税金は特別扱いですね。
総排気量 | 年税額(標準) | 決済手数料 | 合計支払額 |
1,000cc以下 | 29,500円 | 236円 | 29,736円 |
1,000cc超 ~ 1,500cc以下 | 34,500円 | 315円 | 34,815円 |
1,500cc超 ~ 2,000cc以下 | 39,500円 | 315円 | 39,815円 |
2,000cc超 ~ 2,500cc以下 | 45,000円 | 394円 | 45,394円 |
2,500cc超 ~ 3,000cc以下 | 51,000円 | 473円 | 51,473円 |
3,000cc超 ~ 3,500cc以下 | 58,000円 | 473円 | 58,473円 |
3,500cc超 ~ 4,000cc以下 | 66,500円 | 551円 | 67,051円 |
4,000cc超 ~ 4,500cc以下 | 76,500円 | 630円 | 77,130円 |
4,500cc超 ~ 6,000cc以下 | 88,000円 | 709円 | 88,709円 |
6,000cc超 | 111,000円 | 946円 | 111,946円 |
クレジットカードでnanacoチャージしてマイルを貯める?
ネットで調べると、nanacoにクレジットカードでチャージし、そのnanacoを使ってセブンイレブンで支払えば決済手数料不要で、チャージ分だけポイントがもらえると分かります。
しかし、nanacoにチャージしてポイントがもらえるクレジットカードは限られており、その数は毎年減っています。
また、ポイントが付いたとしても、そのポイントをANAマイルに交換すると、還元率は1%を下回るものばかりです。
- Yahoo! JAPANカード(VISA・JCB・Mastercard) [ANAマイル還元率 0.25%]
- セブンカード・プラス [ANAマイル還元率 0.25%]
- ファミマTカード [ANAマイル還元率 0.25%]
ANAマイラー必携のソラチカカードは、nanacoチャージはできるものの、ポイントはもらえません。
決済手数料を払っても、spg AMEX支払いの方がマイルは貯まる
nanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカードで、決済手数料ゼロでマイルを貯めるより、決済手数料を払っても、陸マイラーで人気のspg AMEXで支払った方がマイルは貯まります。
また、決済額当たりのマイル単価も安くなります。
以下、排気量 1,500cc超 ~ 2,000ccの場合の試算です。
項目 | nanacoチャージ | spg AMEX |
自動車税額 | 39,500円 | 39,500円 |
決済手数料 | 0円 | 315円 |
合計支払額 | 39,500円 | 39,815円 |
ANAマイル還元率 | 0.25% | 1.25%(最大) |
ANAマイル | 98mile | 497mile |
1マイル単価 | 約400円/mile | 約80円/mile |
このように、nanacoチャージで決済手数料をゼロにするより、決済手数料を払っても、還元率の高いクレジットカードで支払った方が、マイルが貯まることが分かります。
また、1マイル得るための単価も、5倍近く違います。
仮に、nanacoチャージで 1%のANAマイル還元が受けられるカードがあったとしても、395マイルですので、決済手数料を払ったspg AMEXに勝てません。
現金で支払っても、振込手数料無料の銀行から支払っても、クレジットカードで支払ったとしても、結局は何らかの方法で自動車税を払う必要があります。
つまり、変動部分は決済手数料だけです。
そう考えると、今回の排気量・税額の場合、決済手数料の315円で497マイル得られるとも言え、その場合は1マイル=0.63円ほどです。
獲得マイル概算の比較
以下の表の通り、決済手数料をゼロにするためにnanacoチャージを検討するより、決済手数料を払っても、spg AMEXで支払った方が、ANAマイルは2倍以上貯まります。
年税額(標準) | 決済手数料 | 合計 | ANAマイル数 | |
nanacoチャージ [還元率0.25%] 決済手数料 0 |
Extreme Card [還元率 1.25%] 決済手数料あり |
|||
29,500円 | 236円 | 29,736円 | 73 | 371 |
34,500円 | 315円 | 34,815円 | 86 | 435 |
39,500円 | 315円 | 39,815円 | 98 | 497 |
45,000円 | 394円 | 45,394円 | 112 | 566 |
51,000円 | 473円 | 51,473円 | 127 | 642 |
58,000円 | 473円 | 58,473円 | 145 | 730 |
66,500円 | 551円 | 67,051円 | 166 | 837 |
76,500円 | 630円 | 77,130円 | 191 | 963 |
88,000円 | 709円 | 88,709円 | 220 | 1,108 |
111,000円 | 946円 | 111,946円 | 277 | 1,398 |
なお、spg AMEXで、最大1.25%のANAマイル還元を受けるためには、20,000スターポイント(2018年8月1日からは、60,000リワードポイント)の交換が必要です。
ちなみに、ANAではなくJALに交換しても、最大1.25%の還元です。
自動車税の支払いでANAマイルを貯める 東京都まとめ
- クレジットカード支払い(Yahoo!公金含む)対応自治体の場合、spg AMEXなど、マイルに高還元できるクレジットカードの支払いで、多くのマイルを貯められます。
- この場合の決済手数料は、必要経費と割り切りましょう。
- 還元率を考えた場合、多くのサイトで紹介されている、nanacoチャージ+セブンイレブンより、Yahoo!公金などで直接クレジットカード支払いした方が、2倍以上のマイルを貯められます。
- spg AMEXは、ANAマイルだけでなく、JALを含めた世界30社以上の航空会社のマイルと交換できます。