旅行、特に海外旅行で困るのは旅先での忘れ物や、航空会社に預けたスーツケースが届かないなどの、ロストバゲージではないでしょうか。
このようなトラブルを少しでも回避するために、私は普段から貴重な物にスマートタグ(忘れ物防止タグ、紛失防止トラッカー)を付けています。
今、Amazonプライムデーで割引してるので購入のチャンスです。
スマートタグ(忘れ物防止タグ、紛失防止トラッカー)とは?
スマートタグ(忘れ物防止タグ、紛失防止トラッカー)で最も有名なものが、AppleのAirTagです。タイトル画像の右下の白とシルバーのものが、Air Tagです。
円形で、大きさは500円玉を少し大きくしたくらい。厚さは8mmなので、500円玉の4.4倍くらいあります。
Air Tagは、iPhoneと一緒に使います。
Air Tag自身にはGPS機能はありません。iPhoneとAir TagはBluetoothとUWBという無線でリンクしており、その通信によって位置情報を得ています。
UWBは超広帯域無線と呼ばれ、詳細な位置の把握ができますが、iPhone11以降でないと対応していません。また、後からお伝えするように、無くても実用上、私は困ったことはありません。
スマートタグ(忘れ物防止タグ、紛失防止トラッカー)を、バッグや財布の中に入れたり、鍵に取り付けたり、自転車や自動車に取り付けておくと、忘れ物したり盗難された時の大きなヒントになります。
タグを付けたものが手元から離れると通知してくれる
最近は、食事をするレストランでも、キャッシュレスの時が増えてきました。
スマートタグ(忘れ物防止タグ、紛失防止トラッカー)を取り付けた自分のバッグと、自宅のカギを置いたまま、職場からスマートフォンだけ持って食事に出かけたとします。
すると、一定距離・一定時間経過後、次のような通知が自分のスマートフォンに表示されます。
Bluetoothの通信距離は約10~15mなので、10~15m以上離れた時間が約3分超えると、このような通知が来ます。
あ!バッグ忘れた!などを、早い段階で気が付くことが出来ます。
なお、盗難防止のために自転車にスマートタグを取り付けることを考える方は多いと思います。
駅や学校、職場の自転車置き場に自転車を置き、電車に乗ったり建物に入ったりなどで距離が離れると、この通知が来てしまいます。
ご安心ください。この通知を出さない範囲を設定することが出来るため、いつも使う自転車置き場をその範囲から離れても通知は来なくなります。
旅行で超便利。貴重品の所在がすぐに分かる。点呼1秒
先ほどの通知画像は、うっかり忘れてしまった時の画像ですが、スマートタグ(忘れ物防止タグ、紛失防止トラッカー)を意図的に探すこともできます。
iPhoneの場合、探すから「持ち物を探す」を選ぶと、次のような画面になります。
これは、最近海外旅行に行ったときの画像です。
海外旅行に行くと、カメラやバッグ、スーツケース、仕事であればパソコンなど、いろいろ貴重品を持ち運ぶことが多くなります。なお、画像で自転車の鍵とあるのは自宅のカギを兼ねています(まとめて持ち歩き)
ホテルの部屋を出てロビーに着いた時など、探す機能を使うことで、すぐに持ち物の状態が分かります。すべてが「自分が所持中」になっていれば、貴重な忘れ物は無しです。
久しぶりの海外旅行でしたが、この機能は本当に便利でした。
この旅行では、国際線ながらプロペラ機の小さな飛行機に乗りました。
小さな飛行機なので、座席と荷物置き場の距離が近いこともあったのでしょう。スーツケースに入れていたスマートタグの所在を機内のスマートフォンで確認でき、「お、ちゃんとスーツケースが飛行機に乗っているな」と、ロストバゲージの心配が無かったです。
最も、国際線のような大きなジェット機では、このような確認は難しいと思います。
完全に手元を離れても、他のユーザーが探してくれる
スマートタグを付けた荷物を、完全に紛失してしまった、あるいはスマートタグを付けた自転車が盗難されてしまったと考えてみます。
自転車の場合、手元に離れた通知が来て、すぐに駐輪場に行ったけれども盗難されて見つからない悲しいケースです。
このような時、例えばiPhoneから目的のスマートタグを「紛失モード」にします。
紛失モードにすると、日本だけでなく世界中のiPhoneユーザーが一緒にスマートタグを探してくれます。盗難された自転車に付けられたスマートタグの近くを、他のiPhoneユーザーが通りがかると、自分宛にその場所が通知されるということです。
これらは匿名で暗号化された通信で行われますので、たまたま通りがかったユーザーも、自分のプライバシーも守られたままです。
月額料金は不要。維持費なし
スマートタグは、スマートフォンとは通信しているものの、NTTやKDDI、Softbankや楽天と月額使用のの契約を結ぶことはありませんので、月額料金は不要です。
そのため、製品さえ購入しておけば維持費はかかりません。
結論:お薦めは、Anker Eufy Security SmartTrack
簡潔をサイト名に掲げているので早めに結論です。
スマートタグ(忘れ物防止タグ、紛失防止トラッカー)のお薦めは、Anker Eufy Security SmartTrackです。
写真左側が薄いカード型の「Eufy Security SmartTrack Card」、右側が「Eufy Security SmartTrack Link」です
お薦めの理由は、AirTagより安くて、iPhoneユーザーだけでなく、Androidユーザーでも使えるからです。薄型のカードタイプは財布に最適。
スマートタグの比較
今回は、売れ筋のスマートタグである、以下の3商品を取り上げます
- Apple Air Tag
- Anker Eufy Security SmartTrack Link
- Anker Eufy Security SmartTrack Card
では、それぞれの比較です。
商品名 | AirTag | Eufy Security SmartTrack Link |
Eufy Security SmartTrack Card |
販売元 | Apple | Anker | Anker |
サイズ | 直径22.6mm×8mm | 37×37×6.5mm | 85×54×2.4mm |
価格(1個) | 4,059円 | 2,990円 | 3,990円 |
価格(4個) | 13,800円 | 9,990円 | – |
電池寿命 | 1年間 | 1年間 | 3年間 |
電池交換 | 可能 (CR2032) | 可能 (CR2032) | 交換不可 |
リング穴 | 無し | あり | 無し |
価格はAmazonのものです。AppleでAirTagを買うと、1個で4,980円、4個で16,980円と高くなります。ご覧の通り、Ankerの製品は、AirTagよりも安価です。
AnkerのSmartTrack Linkは、AirTagよりも少し大きいですが、バッグに入れたりするだけなので、あまり大きさは感じません。
リング穴の有無
AnkerのSmartTrack Linkの使い勝手が良いのはリング穴で、製品の中にあらかじめキーリングなどを通す穴が開いているので、すぐにキーホルダーなどを取り付けることが出来ます。
AppleのAirTagには取付用の穴が無い為、そのままではキーホルダーなどを取り付けることができません。そのため、AirTagを何かに取り付けようとする場合には、サードパーティの商品を購入する必要があります。
関連グッズは、AirTagが多い
リング穴が無いAirTagですが、関連グッズはAirTagが多いです。
例えば盗難防止のためにスマートタグを取り付けようとした時、AnkerのEufy Securityに対応する関連グッズはほとんどありません。
しかし、AirTagであれば、ドリンクホルダー部分や、サドル下の反射鏡(リフレクター)を兼ねているもの、ハンドルに取り付けるものなどたくさんあります。
実際私も、盗難防止のためのスマートタグにはAirTagを使っており、Amazonで買ったAirTag関連グッズで取り付けています。
財布には、Eufy Security SmartTrack Card一択
貴重品と聞いて、ほとんどの人が思い浮かぶのが、財布でしょう。
最近では、キャッシュレスが広がっており、近所の外出の際は財布を持ち歩かないことも多いと思いますが、それでも遠方などの外出では財布が必須です。
AirTagを実際に財布に入れたり、「AirTagが入る財布」などのキーワードで検索する方もいらっしゃるかと思いますが、実際、AirTagって厚いんですよね。
陸マイラーは、ポイントを集めてそれをマイルに交換するのが普段の生活なので、現金はあまり使わないと思います。私のカード決済額は年間400万円を超えていますが、普段の生活で400万円も現金で支払うことを想像できません。
ちなみに、現金で400万円使っても何もありませんが、私のメインカードであるMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで400万円支払うと、貯まったポイントでリッツ・カールトンに宿泊できます。
そのため現在の私の財布はカードがメインで小銭入れが無く、札入れのみの薄いタイプを使っています。AirTagの8mmでも、Eufy Security SmartTrack Linkの6.5mmでも財布に入れたら盛り上がってしまいます。
このような理由から、財布にはスマートタグを入れていませんでした。
しかし、夏に旅行に行ったとき、財布を紛失したかも知れないという事件がありました。
(財布がバッグの奥にあり、バッグの上部が空いていたため、落としたかと思った)
この時に、Eufy Security SmartTrack Cardを購入しました。
Ankerの薄いスマートタグ「Eufy Security SmartTrack Card」は電池交換出来ない使い捨てですが、3年間使えるとなると月額100円ほど。
財布の中には、Eufy Security SmartTrack Cardの価格よりも多い現金は入っていることと、何よりクレジットカードの再発行とそれに伴う手続きが面倒です。
そんな訳で、財布にはEufy Security SmartTrack Card一択です。
クレジットカード約3枚分の厚みで、AirTagより遥かに薄くて財布が厚くなりません。
Anker製品がAmazonプライムデーで割引中
色々なセール期間中に製品が割り引かれることで知られているAnkerですが、2Amazonプライムデーで、今回ご紹介した製品が割引販売されています。
商品名 | 普段の価格 | 割引価格 | 割引率 |
Eufy Security SmartTrack Link 1個 | 2,990円 | 1,999円 | -33% |
Eufy Security SmartTrack Link 4個セット | 9,990円 | 6,990円 | -30% |
Eufy Security SmartTrack Card | 3,990円 | 2,690円 | -33% |
Eufy Security SmartTrack Link 4個セットの場合、1個当たりはわずか、1,748円です。
私の場合、Eufy Security SmartTrack Cardは急ぎのために約4,000円で買ったので、3,000円足らずで購入できるのは、素直にうらやましいです。
今回ご紹介した商品は、スマートフォンが普及した「現代ならではの無くしものが無くなるアイテム」です。
夏休みで旅行に出かける方も多いでしょうからその備えとしても、如何でしょうか。
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