ANA陸マイラーには欠かせない、ソラチカルート。
ソラチカルートとは、各種ポイントサイトのポイントをメトロポイントに交換し、その後そのメトロポイントを、ANAマイルに90%の交換率で交換できるルートのことです。
このソラチカルートにおいて、ドットマネー、PeX、Gポイント、ネットマイルからメトロポイントへの交換が、2018年3月31日(土)をもって停止されることが発表されました。
2018年4月以降の交換ルートや必要なカード、アカウント
※2018年4月追記
2018年3月31日をもって、メトロポイントへの交換ルートが終了しましたが、LINEポイントからの交換は、4月以降も使えます。
※2019年10月追記
最後の砦となっていた、LINEポイントからメトロポイントへの交換も、2019年12月27日 15時で終了することが発表されました。
2018年1月9日時点での状況
2018年1月9日、東京メトロ To Me Cardのウェブサイトで発表されたことと、現在分かっていることは以下の通りです。
- ドットマネー、PeX、Gポイント、ネットマイルを、メトロポイントに交換できるのは2018年3月31日まで
- 4月1日からは、これらのポイントをメトロポイントには交換できない。
- 東京メトロの乗車で貯めたメトロポイントをANAマイルに交換する場合の交換率については言及なし (現状90%のまま。ただし、今後改悪の可能性もあり)
- ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)自体が廃止になる訳ではなく、これまで通り使える。
- LINEポイントから、メトロポイントへの交換は、中止の発表がされていない。
(LINEポイント~ソラチカルートの利用?)
2018年3月31日までにすべきこと
現在の状況で、2018年3月31日までにすべきことは、ドットマネー、PeX、Gポイント、ネットマイルから、メトロポイントに交換できるうちに、できるだけ多くメトロポイントに交換してしまうことでしょう。
そのため、各種ポイントサイトの案件をクリアするのであれば、早いタイミングでポイントが付くものが良いですね。
メトロポイントの有効期限
メトロポイントの有効期限は、
「毎年4月1日から翌年3月末日までの間に付与されたメトロポイントは、翌々年の3月末日まで有効です。(最長2年間)」
と、東京メトロのウェブサイトに書かれています。
そのため、2018年3月31日までに貯めたメトロポイントは、2019年3月末が有効期限です。
各種ポイントサイトから、メトロポイントの交換には時間差があります。
そのため、2018年3月後半にメトロポイントへの交換を申請し、2018年4月にメトロポイントへの交換が完了した場合、2020年3月末までが有効期限になるかも知れません。
この辺りは、どのような判断になるのか状況を見守る必要があるでしょう。
2018年4月以降の検討課題
ソラチカルートへの入口が封鎖される2018年4月1日からは、ソラチカルートに代わる、できるだけ高い交換率の交換ルートを見つける必要があります。
ネットを見ると、既にnimocaルート、JQセゾンルート、LINEポイントルートなどいくつか候補が出ていますね。
これらのルートを使う場合には、ソラチカルートにソラチカカードが必要であったように、いくつか新規のクレジットカードを作成する必要がありそうです。
4月以降、メトロポイントの交換率が改悪されても60%と予想
4月以降に、メトロポイント → ANAの交換率が仮に下がったとしても、60%が下限だと予想します。
ならなら、ソラチカカード以外のTo Me CARD / To Me CARD PASMOは、メトロポイント → ANAへの交換率が60%だからです。(1,000メトロポイントが、600ANAマイルと交換できる)
ただし、本当にソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)が、普通のTo Me CARDと同じANAマイル交換率になるとしたら、To Me CARD内でANAカードが差別化になりませんね。
今回の入口封鎖で、メトロポイント → ANAマイルに交換する人が減るでしょうから、ANAへの交換率が悪くなったとしても、他のTo Me CARDとの差別化のため、現行の90%に近い交換率を維持するのではないかと思っています。
他の交換ルートを考えると、60%の交換率はまあまあとも言えると思いますので、私は2018年度 マイル交換用のポイントを、ポイントサイトの入口が閉まる前までに、メトロポイントに交換しようと思います。
モッピールートで、JALマイラーへの道も
ソラチカルートは、ANAマイラー向けの交換方法でしたが、モッピーであれば80%または90.9%の高い交換率でJALマイルと交換できます。
実際には、90.9%の交換率クリア条件は厳しいものの、80%の交換率であればハードルは低いです。
今回をきっかけに、JALのマイルをモッピーで貯める方も増えるかも知れませんね。
ただし、モッピールートは現在のところ2018年2月までの限定キャンペーンです。
その後はどのようになるか分かりません。
また、他のポイントサイトも同様のキャンペーンを行う可能性もありますので、目が離せません。
ある意味、各ポイントサイトは今後の提携先・交換先によっては、陸マイラーの会員を増やすチャンスとも言えるかも知れません。
各種ポイントサイトから、直接のマイル交換はそのまま
交換率は悪くなりますが、ポイントサイトのポイントを、直接ANAやJALのマイルに交換することもできます。
これは、今回のソラチカルートの改悪とは関係ないため、今後も使えます。
いくつか代表的なものを取り上げてみると以下の通りです。
ポイント元 | ANA | JAL |
ドットマネー | 28% | 52% |
モッピー | – | 80% or 90.9% |
ちょびリッチ | 50% | 50% |
Tポイント | 50% | – |
モッピー以外は50%程度が多いものの、1マイルの単価を考えてみると、50%の交換率でも妥協できるかも知れません。
そもそも、これまでの90%もの交換率がボーナスステージだったとも言えます。
3月31日まで情報収集を
突然発表された、ソラチカルートの入口封鎖によるサービス改悪ですが、まだ分からないことが多いため、今後も情報収集が必要です。
とりあえず記事にしましたが、順次修正・加筆したいと思います。
今回の改悪は残念ではありますが、交換率が50%に落ちたとしても、陸マイラーをやめることは無いでしょう。飛行機の旅は面白いから。
また、ポイントサイトの利用もやめることはないでしょう。
マイル関係なく、普段の生活がお得になります。ポイントサイトであれば1%還元などはすぐに見つかりますが、今の銀行に預金していても、1%の利子も付きません。
ポイントサイトの利用状況を件数で比較すると、クレジットカードの発行やFX口座の開設より、楽天市場や楽天トラベル、Yahoo!ショッピングなど普段使いの利用が圧倒的に多いのが実情です。
これからはクレジットカードの利用によるマイル獲得と合わせつつ、普段からポイントサイトを使ってそのポイントをマイルと交換し、長期的に貯めていくことになるでしょう。
マイルの有効期限は3年間ありますので、長期的なスパンで考えれば、50%の交換率になったとしても、海外に行ける程度のマイルはこれからも無理なく貯められると思います。
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