最近、極力現金を使わない生活を心がけています。
心がけるというより、現金を使わずにカード決済を増やした方がラクで財布も軽くなります。
カード決済など現金を使わない支払いが増えるのは世界的な流れですが、日本はカード決済できないケースが多く、遅れていると感じています。
現金を使わない生活、始めてみませんか。
現金を使わない、キャッシュレス生活
陸マイラーになる前から、クレジットカードで支払えるケースでは、カード払いにしてきましたが、陸マイラーになってからはさらに顕著になりました。
今では、支払いのほとんどをキャッシュレスにしています。
銀行の比較で、ATM手数料が重要視されることが多いですが、キャッシュレスを進めると、ATMは1~2回の無料引き出しができれば十分じゃないでしょうか。
私自身、コンビニATMでどうしても不可欠な現金を月1回引き出すだけです。
厳しい言い方ですが、給料日の入金が多い25日頃、大手銀行のATMの前で行列を作っている人たちは、何か失っているものを気付くべきではないかと思っています。
コンビニATMでもお金は下ろせるので、時間の無駄。
そして、ATMで現金を引き出すこと自体を無駄に感じ始めています。
キャッシュレスを進めた結果、カード支払いできないお店からは、徐々に遠ざかっています。
ちなみに、私の現在のメインカードは、spg AMEXです。
今後も、私個人だけではなく、社会全体としてカード決済を増やしていくべきだと思います。
この辺りのお話は、クレジットカードの読みものさんのサイトで分かりやすくまとまっています。
今回は、私の状況と思う事を書いてみたいと思います。
キャッシュレスで支払っているもの
今現在、クレジットカードなど、キャッシュレスで支払っているものをまとめてみました。
電気・ガス・水道
電気、ガス、水道は当然のようにクレジットカード支払いです。
東京電力、中部電力、関西電力などの場合、口座引き落としにすると月額54円安くなります。
私が使っている、spg AMEXの場合、マイル還元率は最大1.25%。ANAカードやJALカードの場合、1%のマイル還元率は比較的容易です。
マイルの実質価値は、1マイル 2円以上にはなるので、現金価値に換算すると2.5%以上にはなります。現金で54円引いてもらうより、カード払いの方がトクです。
通信費(スマートフォン、携帯、インターネット)
ドコモ、au(KDDI)、Softbankいずれも当然のようにクレジットカード払いができます。
その他、格安SIMでもカード払いできますので、通信費に関してはクレジットカード払いが普通です。
固定電話のNTTも同様です。
固定電話は無くても生活は正直困らないのですが、まだ契約しています。世界的に見たら、固定電話を持つのは古い考えでしょう。
生命保険
全ての生命保険会社が対応している訳ではありませんが、生命保険会社によってはクレジットカード支払いができます。
幸い、私が最も保険料を多く支払っている生命保険の会社がクレジットカード支払いに対応しています。
この保険料の支払いだけでも、毎年約3,000マイル相当のポイントが自然に貯まります。
カード払いができる生命保険、医療保険などを契約している方は、クレジットカード支払いにしましょう。
なお保険会社の中には、新規契約者のみクレジットカード対応、既に契約済みの方はクレジットカード払い変更不可のところもあります。
自動車保険
自動車保険も当然、クレジットカード支払いです。
ほとんどの自動車保険会社が対応しているのではないでしょうか。
自動車税、固定資産税など
東京都の場合、自動車税、固定資産税などをクレジットカード支払いすることができます。
自動車税について、各都道府県においてクレジットカード支払いできるかどうかは、次のページにまとめています。
カード支払いできない自治体にお住まいの方は、住民サービスが足りない自治体に文句を言いましょう(笑)
レストランや物販のお店で、クレジットカードの手数料を取ることは禁止されていますが、なぜか税金だけは手数料の徴収がOKになっています。
手数料を支払っても、それ以上のマイルに交換できるポイントがもらえるので、まぁ許せる範囲ではあります。
Amazon、Yahoo!などの通信販売
Amazon、Yahoo!などの通信販売は、当然クレジットカード支払いです。
現金振込が必要な通信販売のお店では買っていません。
ちなみに私が最も使うのはAmazon。次いでYahoo!ショッピング、最後に楽天市場です。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドも、クレジットカード支払いにしています。
普段使っているガソリンスタンドは、現金とICキーホルダーに登録したクレジットカード払いの価格差が小さいので、マイル還元でのポイント数を考えると、現金よりもお得です。
そういえば、最近はセルフのガソリンスタンドが増えましたが、プリペイド式のクレジットカードでは、セルフのガソリンスタンドは使えません。
コンビニエンスストア
セブン・イレブン、ファミリーマート、ローソンいずれも、クレジットカードで支払えます。
「クレジットカードだと、サインが面倒」と思われるかも知れませんが、コンビニエンスストアでのクレジットカード支払いは、一定金額以下はサインレスです。
実際使ってみると、サインレスであるため、現金で支払ってお釣りをもらうより早いです。
2018年9月から、ローソンではマクドナルドと同様にタッチ決済に対応しましたので、私のメインカードであるspg amexの場合、SuicaやPASMOなどのように、ピッ!とタッチすれば支払いは一瞬です。
セブンイレブンやファミリーマートが同様に、クレジットカードのタッチ決済を採用するのは時間の問題でしょう。
最近は、ペットボトル1本でもクレジットカードです。
コンビニでのクレジットカード払い、まだ試されたことがない方は、試してみてはいかがでしょうか。
ファミレス
我が家は比較的外食の割合が多いのではないかと思いますが、週末に行くファミリーレストランでも、当然クレジットカード支払いです。
大抵のチェーン系ファミリーレストランでは問題無く使えます。
回転寿司
薄利多売で利益率が低いため、クレジットカード支払いが難しいとされていた回転寿司。
しかしここ最近状況が変わり、はま寿司、スシロー、くら寿司、かっぱ寿司、魚べい、がってん寿司、海鮮三崎港は、クレジットカードが使えます。やればできるじゃないですか。
関東に店舗が多い銚子丸はクレジットカードが使えないので、足が遠のいています。
機会損失ですね。カード支払いできれば行っているのに。
→ 銚子丸もクレジットカード払いに対応し、最近また行っています。
マクドナルド
マクドナルドでは、従来、クレジットカード支払いができませんでした。
しかし、2017年11月20日より、全店でクレジットカード支払いに対応しました。
クレジットカード支払いの場合、店員にカードを渡さず、自分でカード端末に通したり、カードを入れる方法なので安心です。
その後、マクドナルドでは、2018年3月13日より、NFCによる非接触(CONTACTLESS)による支払いに全店対応しました。
私がメインカードとしている、spg AMEXはこの非接触に対応しているため、spg AMEXをかざすだけで支払いが完了してラクです!
マクドナルドは、着実に外国人観光客への対応を進めている感じですね。
マクドナルドがクレジットカード支払いを始めたことは、、他の店舗も追従するきっかけになるのではないかと思っています。
未だにカード支払いできないリンガーハット、サイゼリア
リンガーハット、サイゼリアもクレジットカードが使えないのであまり行かなくなりました。
サイゼリアの食材や輸送、価格に対する品質などの考え方はとても共感できるのですが、クレジットカードだけでなく電子マネーでも支払えないのは、全くダメダメです。
クレジットカードの手数料以上に、機会損失があるのではないでしょうか。
スーパー、ドラッグストア
スーパー、ドラッグストアでも、クレジットカード支払いです。
最近はセルフレジも増えましたが、セルフレジはクレジットカード対応が多いと思います。
カフェ、コーヒーショップ
スターバックス、タリーズコーヒー、コメダ珈琲店ではクレジットカードが使えるのでカード支払いです。
ドトール、エクセルシオール カフェではクレジットカードが使えません。
しかし、ドトールバリューカードというICカードを作り、クレジットカードからチャージすることで、結果的にクレジットカード支払いできます。
そのためドトールでは、クレジットカードチャージしたドトールバリューカードで支払っています。
ドトールバリューカードはサインレス。SUICAやPASMOのように非接触で支払えます。
新幹線
新幹線は当然、クレジットカード支払いです。
新幹線でマイルを貯める方法は、次のページにまとめています。
タクシー
タクシーもクレジットカード払い。
現金しか使えない個人タクシーは、駅で列を待っていたとしても次の人に譲ります(笑)
最近は、スマホアプリの「全国タクシー」などで、タクシーを呼ぶところから支払いまで全てネットで完結するのでラクです。車内で支払いの手続きがありません。
タクシーの運転手に聞いても、このようなアプリの利用者は増えているということでした。
海外、特に先進国ではタクシーでクレジットカードが使えるのは普通ですが、これは車内に置いてある現金を盗もうとする強盗被害を減らす目的もあると聞きました。
タクシーが完全にキャッシュレス化したら、タクシー強盗はお金が盗めなくなりますね。
飛行機
このサイトでは、マイルを貯めて特典航空券と交換する方法を紹介していますが、実際にお金を払って飛行機に乗ることも多々あります。
航空券を取る時は、当然のようにクレジットカードです。
ANAカード、JALカードを使えば、ボーナスマイルも貯まります。
spg AMEXやゴールドカードなどを持っていれば、空港のラウンジも使えます。
駐車場
羽田空港の駐車場は全てクレジットカード支払いできます。
羽田空港の駐車場は、ANAカード・JALカードの特約店になっていますので、ANAカード・JALカードで精算するとマイルが2倍貯まります。
この他、街中のコインパーキングのタイムズ、三井のリパークでもクレジットカードが使えるケースが多いです。
カードはNGだが、交通系ICカードで支払えるケース
クレジットカードでは支払えないものの、Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)、manaca(マナカ)、TOICA(トイカ)、ICOCA(イコカ)、PiTaPa(ピタパ)、SUGOCA(スゴカ)、nimoca(ニモカ)、Kitaca(キタカ)のような、交通系ICカードで支払えるケースがあります。
例えば、自動販売機はクレジットカードが使えないものの、交通系ICカードが使えることが増えました。
このような時は、オートチャージ設定した交通系ICカードで支払っています。
それにしても、交通系ICカード、たくさんありますね。。。聞いたことないのもチラホラ。
社会全体で見て、極めて不効率だと思いますね。
Suica、PASMO、楽天Edy、nanaco、QUICPay、iDなど、これらはいずれも、SONYのFeliCaという技術なのですが、乱立した原因の一つは当時のソニー経営陣にあります。
Felica開発当時に、SONY経営陣にしっかりとした方針があれば、非接触カードは今のような乱立状態にはなっていなかったでしょう。
オートチャージ対応ICカードで、クレジットカード払いに
全ての交通系ICカードに対応している訳ではないのですが、オートチャージ対応ICカードでオートチャージ設定しておけば、結果的にクレジットカード支払いと同じになります。
オートチャージとは、改札を通る時に設定残高以下になっている場合、自動的に指定した金額がチャージされるものです。使ってみると、とても便利です。
オートチャージに対応しているICカードには、以下のものがあります。
- Suica(スイカ)
- PASMO(パスモ)
- PiTaPa(ピタパ)
- SUGOCA(スゴカ)
- nimoca(ニモカ) 一体型のみ
ただし、オートチャージ機能が働くのは「エリア内のみ」となります。
そのため、普段自分がよく使うエリアのICカードをオートチャージ設定するのが良いと思います。
関西のICOCAのうち、SMART ICOCAにオートチャージはありませんが、クレジットカードとの連携ができます。
ソラチカカードは、デフォルトでオートチャージ対応!
ANA陸マイラーには欠かせない、「ソラチカカード」
ソラチカカードは、カードが手元に届いた時点で、オートチャージの設定が済んでいます。
そのため、今日からでも、PASMOエリア、首都圏・仙台・新潟の各Suicaエリアでの改札からソラチカカードで入場すれば、オートチャージで自動的にチャージされます。
そして、オートチャージされたお金については、後日ソラチカカードから請求が来て、銀行口座から引き落とされます。
自動振り込み設定しているもの
クレジットカードでは支払えず、銀行口座引き落としのみというものも複数あります。
例えば、住宅ローン、クレジットカード支払いに対応していない保険会社の生命保険などです。
住宅ローンについては低金利が続き、金利よりも(お店などが支払う)クレジットカードの手数料の方が上回っていますので、クレジットカード支払いできる可能性は非常に低いです。
住宅ローンがクレジットカード支払いできれば、かなりのポイントが貯まるのですが(笑)
賃貸物件の場合には、クレジットカード支払いできるところもあるので、積極的に使うと良いでしょう。
ちなみにクレジットカードの賃料支払いは大家側にとっては手数料が必要になるものの、賃料不払いのリスクを減らせます。
(賃料はカードから引き落とし。不払いがあったとしても、それは契約者とカード会社との話になるため)
住信SBIネット銀行の自動振込で無料支払い(条件あり)
住宅ローンや生命保険は毎月の支払い額が決まっているので、住信SBIネット銀行で自動振り込みの設定をしています。
住信SBIネット銀行では、ランクによりますが月1回~15回まで他の金融機関あての振込手数料が無料です。
この無料回数内で振込先の数が収まれば、自動振り込み設定で、手間無く無料で支払いができます。
他にも自動振り込み設定ができる銀行はありますが、振込手数料の面で住信SBIネット銀行が有利です。
仕方なく現金支払いしているもの
クレジットカード、交通系ICカードが使えないため、仕方なく現金支払いしているものもまだあります。
病院・クリニック
大きな病院ではクレジットカード支払いできるところが増えてきましたが、小さなクリニックや歯医者ではクレジットカード支払いできません。
そのため、現金支払いしています。
自由診療のみ、クレジットカードに対応しているところもありますね。
現状では、これらに行くことが多く無いため、あまり困っていません。
家電量販店
家電量販店では、クレジットカード支払いができるものの、もらえるポイント数が下がることが多いので、条件によっては現金で支払っています。
ただ、家電関係も店舗で購入するよりも、Amazonなどで購入することの方が圧倒的に多いです。
家電量販店のポイント数を考えてもAmazonなどの通信販売の方が安かったりするので、ここ最近を振り返ってみても、家電量販店の店舗で商品を買ったことは少ないです。
家電量販店は、実物を見るためのお店になっている気が・・・。
ただ、在庫処分の特価品は、実店舗の方が安いことが多いです。
切符をカード購入できないのは、観光国を目指すならNG
クレジットカード支払いのケースが増えてきて思うのは、JRや地下鉄、私鉄の切符がクレジットカード購入できない不便さ。
JRの場合、緑の窓口に行けばカード支払いできるものの、近距離の場合には面倒です。
2020年の東京オリンピックまでに、鉄道系の自動切符販売機は、全てクレジットカード及び、NFC A type B Typeにも対応して欲しいです。
私はオートチャージの交通系ICカードがあるから良いのですが、外国人旅行客が来日のためにICカードを購入するのは面倒。
仮に交通系ICカードを買ったとしても、旅行中にオートチャージにはできないので、結局は現金によるチャージになってしまいます。
日本に居ると分からないですが、切符をクレジットカードやスマートフォンで購入できないのは、海外から見ると遅れています。
空港と中心部を結ぶ、リムジンバスでも同様です。
(羽田や成田はまだ良いですが地方の空港など)
切符やレストランは当然、市場や屋台でも現金がいらなくなっている中国と比べると、日本はかなり遅れている感じです。クレジットカードではなく、スマホ決済ですが。
中国に出張することが多い知人も、「キャッシュレスについては、中国の方が日本よりもずっと進んでいる」と言っていました。
中国では、結婚式のご祝儀でもスマホ決済でキャッシュレスすることがあると、先日のワールドビジネスサテライトで報道されていましたね。
キャッシュレスであれば、日本でいう「ご祝儀泥棒」も居なくなりそうです。
キャッシュレス生活 まとめ
現金を出来る限り使わない生活を進めていますが、困るケースは年々減ってきました。
逆に、クレジットカードが使えないお店や、サービスは利用しなくなってきました。
例えばタクシーでも、カード支払いできないタクシーには乗りません。
現金を減らして、特に小銭が少なくなると、財布が軽くなっていいです。
また、支払いの履歴も過去に遡って分かります。
ネットの書き込みを見てみると、「クレジットカードだと使い過ぎが心配」とか見ることがありますが、それはカードの問題ではなく本人の問題です。
また、ハピタスのPolletのようなプリペイド型のクレジットカードであれば、使い過ぎの心配はありません。
手数料がもったいないからクレジットカードを導入していないという店舗もまだまだあります。しかし、手数料よりも、今後はカード支払いできないことによる機会損失の方が大きくなっていくのではないかと思います。
このサイトをご覧になっている方は、ここに辿りついただけで、情報リテラシー高めの方だと思いますので、キャッシュレス生活を進めていっても問題無いです。
キャッシュレスは世界的な流れなので、現金に戻ることはないでしょう。
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