日本初上陸のWホテル「W大阪」宿泊記のレビューブログ。客室、朝食の写真も

日本初上陸のWホテル「W大阪」宿泊記のレビューブログ。客室、朝食の写真も SPGアメックス

2021年3月16に開業した、新しいマリオット系ホテル「W大阪」に宿泊しました。

Wホテルは、日本初上陸です。
他のマリオット系ホテルとは、ちょっと、いや、かなり違ったホテルでした。

参考になるか分かりませんが、宿泊記としてまとめてみました。

W大阪とは?

W大阪は、2021年3月16日に大阪府に開業したホテルです。

ラグジュアリーブランドの「Wホテル」として、日本では初めてのホテルです。

Wホテルは世界中にあります。
アジア地域では、マレーシア、シンガポール、インドネシア、タイ、上海、広州、台北(台湾)、香港など。

W大阪は、地上27階、地下1階建て。
設計顧問として安藤忠雄氏が入っています。
個人的には、これまでの作品で無断熱の建物を建て続けて、快適性を全く考慮していない点から、安藤忠雄氏は苦手なので、そこは割り引いて本文をご覧下さい(笑)

さすがに、W大阪は無断熱ということは無いですが、全面ガラス張りなので窓際は3月中旬でも冷輻射を感じました。

御堂筋側の部屋で日の出の光が入って来るので、夏はどんな感じなのか気になります。3月の時期でも、午前中、窓際の窓枠は日射で熱くなっていました。

ただ、設計顧問として、どこまで安藤忠雄氏が設計に関わっているかは不明で、メインの設計は、日本最大手の設計事務所です。

W大阪の場所とアクセス

W大阪は、住所で書くと「大阪市中央区南船場4丁目1-3」です。
最寄り駅は心斎橋駅で、3番出口を出て徒歩約3分の、御堂筋沿いです。

W大阪の近くには、心斎橋のアーケードがあり、なんば駅まで歩いても20分足らずなので、商店街を通って行っても楽しいと思います。
食事ができるお店も多いので、楽しめそうです。

W大阪は、現金は当然ながら、マリオットのBonvoyポイントを利用して宿泊することもできます。

宿泊時のW大阪のマリオットカテゴリーは「6」なので、宿泊に必要なポイントは以下の通りです。

オフピーク
(閑散期)
スタンダード ピーク
(繁忙期)
40,000 50,000 60,000

このポイントは、スタンダードの部屋の場合です。

マリオットのBonvoyポイントは、宿泊の他、Marriott Bonvoy AMEXプレミアムのクレジットカード利用によっても貯めることができます。

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私が宿泊した日程で調べると、ポイント宿泊は(なぜか)45,000ポイント、現金での宿泊の場合は8~9万円位でした。

Marriott Bonvoy AMEXプレミアムは、年会費が49,500円と高額ですが、2年目からカード更新の特典として、50,000ポイントまでのホテルに宿泊できます。

W大阪の場合、ピーク(繁忙期)でなければ、Marriott Bonvoy AMEXプレミアムの更新特典で宿泊できます。

W大阪に入館

ホテルは御堂筋線沿いで、正面に入口のようなものがありますが、実は出口です。

入口は建物の裏側(西側)なので、そちらから入ります。
ホテルの1階に入るとこんな感じ。

なお、入館の際には手の消毒とサーモカメラによる体温の測定が行われていました。W大阪 1階エントランスこの写真1枚でも、W大阪がこれまでのマリオット系ホテルとはかなり違うというのが分かります。

1階から、御堂筋側を見ると、ピンク色のトンネルになっています。

W大阪 ピンクのトンネル

既に、インスタやTwitterなどのSNSで、このトンネルの写真を上げている方が多く、今後も増える一方だと思いますが、ここはホテルから外出するときの出口です。

エントランス、ロビー階は3階なので、ここから3階に上がります。1階から直接客室には上がれません。

3階・ロビー階

開業初日は、チェックインで大行列が出来て、入室までかなりの時間待たされたようですが、私が宿泊した時は待ち時間も無く、スムーズでした。最も、ホテルに着いた時間が遅かったこともあります。

客室が夜の写真になってしまったので、ロビー階は日中の写真で。

W大阪のロビー

リビングルーム。ソファーがご覧のように、カラーチャートのようにカラフルです。

中央にあるカウンターの照明も独特です。

W大阪リビングルーム

ちょっと変わった、個室?

W大阪 カミオカンデ?

半球状のものが、壁面にギッシリ。

個人的には、小柴昌俊さんと梶田隆章さんがノーベル賞を取った、ニュートリノの観測装置にしか見えません。(こんな感じ → スーパーカミオカンデ

客室(高層階・ワンダフルルーム)

チェックインして、部屋に向かいます。

予約はコージーという名称のスタンダードの低層階でした。

しかし、spg AMEX(現在のMarriott Bonvoy AMEX プレミアムカード)を持っていることでゴールド会員になっているので、高層階(18階以上)のワンダフルルームにアップグレードされました。

W大阪では、18階以上が高層階扱いですが、同じ大阪にある大阪マリオット都ホテルは、そもそも客室が39階からなので、さらに高い場所での宿泊となりますす。
まだ、大阪マリオット都ホテルには泊まったことが無いので、時間を見つけて泊まりに行きたいと思っています。

さて、W大阪に戻って、部屋の面積は40m2で低層のコージーと同じです。部屋は、御堂筋側。

部屋に入ると、入ってすぐに浴槽と、洗面台。そして洗面台の向こうにはベッドが見えます。

W大阪 ワンダフルルーム洗面台

洗面台の左奥に、すりガラスの引き戸があり、このドアを閉めれば浴槽側は見えなくなりますが、入室した段階ではフルオープンです。

浴槽の左側にはシャワーブースがあります。
シャワーブースはガラス張りなので、引き戸を閉めないと、やっぱりというか、ベッドから丸見えです。

このW大阪のワンダフルルーム(コージーでも多分同じ)は、シェラトングランドホテル広島デラックスルームと同じような配置のプランです。
ただ、シェラトン広島の場合はW大阪のように引き戸が無く、ガラス張りの浴室が丸見えの状態です。
W大阪は引き戸がある分だけ配慮されているようにも思います(笑)
最近、全国の道の駅周辺で増えている、フェアフィールド・バイ・マリオットシリーズも、同じような平面プランで、引き戸があります。

洗面台を通り過ぎると、ベッド。外壁となるガラス側にはバーカウンタがあります。

W大阪ワンダフルルーム客室

ベッドは、下部のフレームが小さくなっていることで、まるで宙に浮いているようなデザインとなっており、この納まりはカッコいいなと思いました。

今回はツインルームで、ベッドパッドはシモンズのものでした。

ベッドパッドを両側から 10cmくらいずつ中央に寄せると、大きなベッドのようになります。小さなお子様が居て、ベッドから落ちる心配がある方に良いと思います。

ミニバーカウンタ、ソファー

ミニバーカウンタに置かれているお酒。
QRコードを読み取ると、値段を見ることができます。

W大阪バーカウンタ

実際の値段は、こちらでご覧下さい。

WOsaka_MixBar_2103.pdf

写真の右下に写っている瓶に入った水は無料です。

ミニバーカウンタの左側の引き出しには、スナック類、コーヒー、お茶、そしてサイコロ、マスク用除菌スプレー、コンドーム(写真右上の丸い缶)までもが入っています。いずれも有料。

W大阪バーカウンタ近くのスナック等

スナック類のさらに下の引き出しは冷蔵庫となっており、冷たいアルコール類などが入っています。

W大阪冷蔵庫

W大阪では、混雑緩和のためか、エクスプレスチェックアウトが推奨されていました。

エクスプレスチェックアウトでは、最初にデポジットを預けておいて、例えばこのミニバーなどの利用分を差し引いて、クレジットカード決済する方法になります。

例えば、私がこの中のお菓子などを食べた時、チェックアウト後に清掃の方が在庫を確認してその金額が請求されます。

仮に清掃の方がお菓子を食べたことを見逃してしまうと、私ではなく、次にこの部屋に泊まった方に請求がいく可能性があります。

自分にその請求が来てしまった場合には、食べていない、飲んでいないことをホテル側に伝えれば良いですが、余分なトラブル防止のため、入室時に注意が必要かも知れません。

私はチェックアウトを遅くしたことなどからエクスプレスチェックアウトは利用しませんでしたが。

バーカウンタの近くには、ソファーがあり、その上にはクッションが置かれています。

W大阪ワンダフルルームのソファー

このクッション、表と裏でデザインが違います。

W大阪イエスノーマクラ

大阪だけに、朝日放送・新婚さんいらっしゃいのYES/NO枕を意識しているのではないかと、勝手に想像してみたり。

W大阪のアメニティ

まずは、洗面台の引き出しから。

綿棒、歯ブラシ、サニタリーパック、マウスウォッシュ、ヒゲ剃り

W大阪アメニティ

綿棒、歯ブラシ、サニタリーパック、マウスウォッシュ、ヒゲ剃り、ヒゲ剃りクリームなど。
歯ブラシを使ってみましたが、ブラシ部分がとても大きく、木製の柄のため木の味がしてダメでした。

リッツカールトンくらいに泊まっても、やはり歯ブラシはホテルの備え付けのものより、ドラッグストアで200~300円で買えるような歯ブラシの方がずっと良いと思います。

そのため、普段はホテルの歯ブラシは使わず、自分のものを使っています。

ドライヤー

ドライヤーは、歯ブラシなどが入っている引き出しの隣。ドライヤーは、SOALONIAのものでした。
amazonで買って、4,000円くらい?

W大阪ドライヤー

そういえば、昨年泊まったザ・リッツ・カールトン東京のドライヤーは、5万円以上の「レプロナイザー」でした。

これまでのところ、ザ・リッツ・カールトン東京に置かれているレプロナイザーを上回る価格のドライヤーが置かれているホテルには、泊まったことがありません。

個人的には、ドライヤーを使わずに自然乾燥させることも多いので、何でもいいです。髪の毛が無い訳ではありません。

タオル、バスソルト

浴室の上にはタオルやボディクリーム、バスソルトなどが置かれています。

W大阪バスソルト

W大阪タオル

バスタオルはふかふかで、今治タオルでした。Wのロゴ入り

W大阪今治タオル

スリッパ

スリッパはあまりホテルでは見かけない黒色。
写真では見にくいですが「W HOTELS WORLDWIDE」と書かれています。ふっくら優しい感触。

W大阪スリッパ

バスローブ

バスローブは、派手なピクセルアート描かれた壁紙の収納の中に入っています。
このピクセルアートは、3人から成るピクセルアートグループ、「eBoy」によるものだとか。

W大阪バスローブ

バスローブは黒色。バスローブの下には、金庫と部屋着が置かれています。

バスローブが軽くてフカフカで気に入りました。
フランスのガルニエ・ティエボー(Garnier Thiebaut)のもの。

W大阪 GARNIER-THIEBAUT

ガルニエ・ティエボー(Garnier Thiebaut)のバスローブは楽天などでも買えるのですが、多くは綿100%のもの。

W大阪のものは、フリースのような感じのポリエステル100%で、生地が違います。
W大阪の3階に、W大阪で使われている一部の商品が販売されているのですが、このバスローブは置かれていませんでした。3階に置いてあったら、多分買っていたでしょう。残念ですが、今後販売されることを期待します。

シャンプー、コンディショナー

シャンプー、コンディショナーなどは、イタリアのヘアケアブランド、davines(ダヴィネス)のMOMO(モモ)という商品でした。

W大阪 davines(ダヴィネス)のMOMO

フルーツのような、ココナッツオイルのような、フルーティな香り。

このシャンプーなどは、4階のフィットネス前に、250mlのものが販売されています。

W大阪 MOMOシャンプー

daviness社のオンラインサイトでも購入でき、250mlで2,530円(税込)です。
W大阪の客室に置いてあるものは50mlなので、あのサイズで500円くらいするということですね。

写真をここまでで20枚以上掲載すると疲れてきたので、朝食に移ります。

朝食:Oh.lala…

朝食は、3階のOh.lala…で頂きます。

W大阪 Oh.lala...

レストランOh.lala…中はこんな感じ。写真の左側が屋外側で、御堂筋に面しています。W大阪 Oh.lala...照明

天井の高い部分でカーテンのようなもので仕切られた空間は、各テーブルにゆるやかな個室感を感じます。球状の照明には高低差があるほか、色味を変えることで立体感があります。

W大阪朝食メニュー

コロナの影響もあり、訪問時のメニューはセットメニュー。今後はビュッフェ形式に変更されるのかも知れません。

アメリカンブレックファスト、日本の朝ごはん(和食)、デトックスブレックファストがそれぞれ、4,800円(消費税・サービス料込み)

コンチネンタルブレックファストが、3,200円(消費税・サービス料込み)

子供用の朝食は、日本の朝ごはん(和食)とウェスタンブレックファストの2種類で、それぞれ1,000円でした。

今回は、大人用の日本の朝ごはん(和食)を選びましたが、子供メニューの日本の朝ごはん(和食)とは、小皿の数が少し違う程度で、ほとんど同じでした。
子供用のメニューが激安なのか、大人用のものが高いのか。

和食であっても、パンは食べられるということで、たくさんの種類から選ぶことができました。

W大阪 朝食のパン

今回はW大阪に2泊し、2泊目は洋食メニューにしてパンをたくさん食べたのですが、美味しかったです。朝から糖質取りすぎという罪悪感はありましたが、いくつも食べてしまいました。特にフルーツが乗ったパン。

レストランの中はオープンキッチンになっており、(全ての料理ではありませんが)調理の様子を見ることができます。

W大阪 Oh.lala... オープンキッチン

オープンからの日数が少なく、スタッフの方も慣れていないこともあるのか、料理が出てくるまでに時間がかかりました。

W大阪 朝食 和食メニュー

先ほどのように、子供用の和食メニューも中身がほとんど同じだったので、小さいお子さんだとなかなかハードルが高そう。(配膳時に確認したものの、ひょっとして、スタッフの方が間違えたのかも?)

和食は全体的に良かったのですが、ご飯のおかわりをしたところ、5分以上待ちました。

オープンからの日数が少なく、スタッフの方も慣れていない(2回目)と思いますので、この辺りの状況は今後改善されるのではないかと思います。

4階:プール、フィットネス、スパ、レストランWET

4階には、プール、フィットネス、レストランWETなどがあります。

プールは有料(スイートルーム利用者は無料)で、1滞在 大人5,000円、子供3,000円、5歳未満無料。
最大5組まで同時に利用可能です。

訪問時には利用者が居たので撮影していませんが、インスタ映えしそうな感じでした。

フィットネスは、御堂筋側。
午前中の撮影で、逆光なので写真が暗いものの、フィットネスは新しい機器がとても充実していました。

W大阪フィットネス

こちらは、プール横にある中庭(コートヤード)

天井がなく、上を見上げるとW大阪のガラス張りの外観が見えます。

W大阪 WET

こちらは、プールに合せて青系の色合いで統一されています。

W大阪 まとめ

これまでにない、独特のデザインのW大阪。

開業から日数が経っていないこともあり、正直、スタッフのバタバタなどがありましたが、徐々に改善されていくでしょう。

W大阪にもう一度泊まるか?と聞かれたら、大阪にはまだまだ泊まったことがないマリオット系ホテルがたくさんあるので、そちらを優先させると思います。

観光の場合、なんばも道頓堀もアメリカ村も近くて良いですね。
Marriott Bonvoy AMEX プレミアムカードの更新特典で無料宿泊できるのもポイント高いです。

W大阪からUSJまでは、電車を乗り換えて30分程度でしょうか。
任天堂ワールドが、W大阪開業の2日後に開業していますので、いつか行ってみたいものです。

W大阪のオフィシャルサイトはこちら

大阪 5つ星ホテル | W大阪
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