京都市内にある、ザ・リッツカールトン京都に宿泊しました。
マリオットカテゴリーの最上位、カテゴリー8のラグジュアリーホテルです。
どのようなホテルなのか、当ブログ風にご紹介致します。写真多め。
ザ・リッツ・カールトン京都とは?
ザ・リッツ・カールトン京都は、2014年(平成26年) 2月7日に開業したホテルです。
ザ・リッツ・カールトンとしては、大阪、東京、沖縄に次ぐ、国内4つ目のホテルとなります。
京都という場所柄、外国人観光客が多いため、建物の外観やアプローチ、内部は和風の雰囲気。
京都市は独自の規制により、高さに関する規制が厳しいためなのか、このザ・リッツ・カールトン京都では、地下に宴会場やレストラン、プール、フィットネスが配置されています。
ザ・リッツ・カールトン京都の場所とアクセス
ザ・リッツカールトン京都は、住所で書くと「京都府京都市中京区鴨川二条大橋畔」で、住所の通り、鴨川沿いの二条大橋畔です。
以前、藤田観光が経営していた「ホテルフジタ京都」の跡地となります。
最寄り駅は京都市営地下鉄京都市役所前駅で、徒歩約3分。
祇園や河原町など繁華街にも近い良い立地です。
私は車で行きました。
京都駅からは車だと20分くらいです。
ホテルには72台の駐車場があります。
1泊 1台3,000円で、バレー式機械駐車場のため、車をホテルの係の方に預けて駐車・出庫することになります。
チェックアウト時など、混雑しそうな時間に出庫する際にはゆとりを持った方が良さそうです。
ザ・リッツ・カールトン京都宿泊に必要なポイント
ザ・リッツ・カールトン京都は、現金は当然ながら、マリオットのBonvoyポイントを利用して宿泊することもできます。
ザ・リッツ・カールトン京都のマリオットカテゴリーは現在、「8」なので、宿泊に必要なポイントは以下の通りです。
オフピーク (閑散期) |
スタンダード | ピーク (繁忙期) |
70,000 | 85,000 | 100,000 |
このポイントは、スタンダードの部屋の場合です。
マリオットのBonvoyポイントは、宿泊の他、Marriott Bonvoy AMEX プレミアムカードのクレジットカード利用によっても貯めることができます。
オフピークの70,000ポイントは、このMarriott Bonvoy AMEX プレミアムカードで、約233万円の支払いをすると貯められます。
85,000ポイントだと、約283万円の支払いです。
現金でこの金額を支払ってもリッツカールトンには宿泊できませんが、Marriott Bonvoy AMEX プレミアムカードを使えばポイント宿泊できるということです。
私が泊まったときの必要ポイントは85,000ポイント。
仮に、宿泊日に普通に予約した場合の宿泊費は、1泊12万円程度でした。
住宅ローン支払い中の私には、一か月分近い住居費くらいになりそう。
ザ・リッツ・カールトン京都では現在、ポイントアップグレードを伴う予約も可能になっており、この場合、スイートの部屋も予約できますが、必要ポイントは200,000ポイント!を超えます。
なお、京都市内のマリオット系ホテルとして、「翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル 京都」もカテゴリー8です。
ザ・リッツ・カールトン京都に入館
ホテルの入り口で担当者に車を預け、フロントに向かいます。
内部は、地下のフロアに行く部分が吹き抜けになっています。
フロントの隣には、ピエール・エルメがあり、マカロン、ケーキ、ショコラなどを買うことができます。これは、宿泊客に限りません。
鴨川寄りには、ダイニング、ザ・ロビー ラウンジが。
格子が京都らしい。
客室
受付を済まして、早速部屋に向かいます。
部屋は、鴨川側の「グランドデラックスカモガワリバービュー」
部屋の名前の通り、目の前の窓から、鴨川が見えます。(下の方の階だったので、木がかかっていますが)
グランドデラックスカモガワリバービューの広さは、55m2。
なお、リッツカールトン京都は、最も狭い部屋でも50m2あります。
最も広い部屋はザ・リッツカールトンスイートの212m2で日本の普通の家が2棟以上入る広さです。
テーブルの上には、桃とぶどうが置かれていました。
旅館では、地元の煎餅やクッキーなどが置かれていることが多いですが、このような生ものが置かれていたのは初めてでビックリ。
宿泊当時私は、マリオットBonvoyのプラチナエリート会員だったためのサービスなのか、一般サービスだったのかは分かりません。
部屋の中央部には洗面台が。いろいろな所が豪華。
アメニティ
アメニティは先の写真のように洗面台の上に置かれていますが、漆塗りの箱の中にもこのように入っています。アメニティは、イギリスのASPREY(アスプレイ)
写真のようにアメニティは基本的に箱入り。
箱から一部を取り出すとこんな感じ。
ヘアブラシとクシは木製。
クシは置いてきましたが、ヘアブラシは使った感じが良かったので家に持ち帰って使っています。
浴室・浴槽
洗面台に立ったときに反対側は、浴室になっています。
ちなみにガラス張りの浴室のため外から見えます。
飲み物
客室内の通路側には、コーヒー、紅茶が置いてあります。よく見る、ネスレのカプセルタイプ。
写真のテーブル下には冷蔵庫があり、アルコール類やコーラなども置いてあります(有料)
プール
夜には、ホテルの地下にあるプールを利用しました。
プールには窓があり、滝の流れをみることができます。
ジムの横にあって、がっつり泳ぐようなプールではなく、光量少なめでリラックスできる空間。
プールサイドには、水やお茶、雑誌なども置かれており、ゆったり過ごすことができるようになっており、大人の空間だと思います。
プールサイドや、脱衣室には水などの飲み物が置かれている場所があるのですが、そこに置かれていたコップが樹脂製で透明度が高く、綺麗で良いなと思って調べたら、govino(ゴヴィノ)というメーカーのワイングラスでした。
説明を見ると、プラスチック製ではなく、PET樹脂製でした。
見た目が良いことに加えて割れないことからもプールサイドで利用されていたのでしょう。
軽いので、キャンプに持って行っても良さそうです。
朝食
朝食は、和食と洋食で会場が異なります。
今回は、洋食を選び、地下にあるラ・ロカンダに向かいます。
京都という場所柄なのか、外国人観光客の方が多く、様々な言葉が飛び交っていました。
このラ・コンダには「夷川邸」という古い建物が店の中に移築されています。
リッツカールトン京都は、藤田観光が経営していた「ホテルフジタ京都」の跡地です。
藤田観光は、もとは藤田財閥係ですが、その藤田財閥の創始者である藤田伝三郎男爵が別邸として1907年に建築したのが、この「夷川邸(えびすがわてい)」です。
夷川邸は、ホテルフジタ京都時代には、近江という名前のステーキハウスでしたが、ホテルフジタではなくなった今も移築されて、リッツカールトンとして利用されているのは、歴史を感じられて良いですね。
ただし、朝食の席としては利用されていないようです。
リッツカールトン京都の宿泊記は良い写真も含めて、たくさんブロガーが書かれていますので、割愛(笑)
結論としては、とっても美味しかったです。特にピエール・エルメのクロワッサン。
そういえば、フランス・パリに行ったとき、そこそこのレストランで夕食を食べました。
最後にデザートということで、サンプルを持ってきて、その中にはピエール・エルメのものも入っていたのですが、マカロンが直径10cm近くあるんじゃないかと思うほど大きく、食べるのをやめた思い出があります。
コース料理を食べて、最後のデザートに主役級サイズのピエール・エルメを持ってこられても、おなかいっぱいで食べられません。
話がずれました。
料理はビュッフェ(コロナ後は違う模様)だったのですが、卵料理はオーダーして席まで持ってきてもらいます。私はオムレツを頼みました。
家族が頼んだエッグベネディクトとワッフルも美味しく、家族で感動していました。
ビュッフェの果物も新鮮で良かったです。
朝食の料金
この宿泊時はプラチナエリートのため、朝食は無料。
通常だと、5,500円(税・サービス料別途)なので、1人 6,000円を超えます。
プラチナエリート未満のポイント宿泊の場合、朝食が付かないため、リッツカールトン京都に宿泊し、朝食を食べるとこの費用が必要です。
しかし、本来は10万円を超えるホテルの宿泊費と考えれば安く見えてきます!?
家族や大切な人との時間を過ごすためには、良いお金の使い方ではないかと思います。
ザ・リッツ・カールトン京都 まとめ
ザ・リッツ・カールトン京都に泊まった翌日は移動日のため、レイトチェックアウトを利用しなかったのですが、それでもゆっくりとした時間を過ごすことができました。
ホテル関係者のサービスや気遣いも良く、京都は外国人観光客も多いことから、富裕層を取り込むためにも、このような高級ホテルは必要不可欠だと感じます。
このようなことを体験できたのは、自分にとって貴重です。
昔、仕事のお客様が歯科開業医で、高級ホテルによく泊まることを趣味のようにされていました。
その理由を聞くと、「(高級ホテルで) 良いサービスを受けることで、自分の医院のサービス向上に生かせるから」と話されましたが、そう話されていた理由が最近よく分かります。
バレーサービスによって駐車場から出庫した車の鍵を係の方から受け取り、車内に乗り込むと、ドリンクホルダーに、リッツカールトンのロゴが入ったミネラルウォーターが人数分、置かれていました。
客室やプールなどにも置かれているミネラルウォーターなので、仕入れ値としても1本100円足らずのものだと思いますが、このような気遣いが「おっ!」と思うんですよね。勉強になりました。
コメント