LEDと蛍光灯、本当に節約になるのかどうか、考えてみた。計算方法も掲載

LEDと蛍光灯、本当に節約になるのかどうか、考えてみた。計算方法の詳細も

陸マイラー活動や、ポイ活をしている方は、数字に強い方が多いと思います。

また、普段の生活についても、お得な情報や節約について考えることが多いのではないでしょうか。

今回は、照明器具について、LEDと蛍光灯、どちらが安くなるのか考えてみました。
計算方法の詳細も考えてみます。

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LEDって、本当に安いのか?

ホームセンターの家電コーナーや、家電量販店の照明コーナーに行くと、最近の照明はLEDばかりです。

インターネットで調べてみても、LEDの交換について、様々な情報が出てきます。

しかし、それらの記事を見ても、計算条件が明確でなかったり、今ではほとんど使われない白熱電球との比較だったりするので、自分で検討すると共に、計算方法を示してみます。

今回検討するのは、ダイニングのシーリングライト

今回検討するのは、自宅ダイニングのシーリングライトです。
なお、自宅内の白熱電球や、電球型蛍光灯は既にLEDに交換済みです。

ダイニングの照明は、天井からコードで複数の小型ペンダントライトをぶら下げることが多いかも知れませんが、自宅は天井をスッキリさせるため、丸型のシーリングライトを使っています。

現在使っている照明の中身は蛍光灯で、スペックは以下の通りです。

  • 100形ツインパルックプレミア
  • 消費電力:89W
  • エネルギー消費効率:102.4 lm/W
  • 全光束:9110 lm
  • 畳数:8~12畳

子供は自分の部屋ではなくダイニングで勉強することが多いため、自宅の中で点灯時間が最も長い照明です。
早朝と、日中は天気の悪い時だけ、そして夕方前に子供が帰ってきてから、寝る時間まで点灯しています。

夏冬で違いますが、点灯時間は9~11時間/日くらいだと思います。

電気代単価は、電気の請求書で確認

電気代に関する損得勘定は、電気単価の仮定が重要です。

一般家庭向けの電気代でも、深夜電力の契約をされている方だと、昼間と夜間の電気代は異なります。

自宅は深夜電力の契約をしておらず、一般的な従量電灯Bで契約アンペア数は40A。
IHコンロの配線はしていますが、IHは使っておらず、ガスコンロです。
エコキュートもありません。

単純な電気代単価を知る方法は、電気代の請求書を見ることです。

この中で必要な数字は2つ

  1. 使用量 [kWh]
  2. 電気代(請求額) [円]

この2つだけです。

先月の自宅の電気資料量は308kWh、請求金額は 8,706円でした。大体、世間でも標準的な使用量です。
請求金額を使用量で割ると、電気代の単価が出ます。

このケースの場合、

8,706円 ÷ 308 kWh = 28.26円/kWhになります。

kはキロ、つまり1,000のことなので、1,000Wの消費電力の家電を、1時間使うと、28.26円の電気代がかかるということです。

PlayStation4の消費電力を250Wとすると、1時間当たりの電気代は、

28.26円/kWh × (250W/1000W) = 7.07円

かかることになります。

再エネ発電賦課金が高い。今後も値上げの見込み

電気代の請求書を見ると、再エネ発電賦課金という項目があります。

これは、現状では原子力発電などと比べて、高コストの発電になる太陽光発電などの再生エネルギーを買い取る際の費用を、電気使用者が負担するためのものです。

太陽光発電を自宅の屋根などに載せると、発電した電気は一定額で電力会社が買い取ってくれます。しかし、その買い取り額は電力会社が自ら発電したときよりも高いため、この再エネ発電賦課金で補っているという訳です。

2020年8月時点では、2.98円/kWhにもなっています。

制度が始まった2012年は0.22円/kWhで、月額でも数十円程度の微々たるものでしたが、現在では当初の12倍以上、一般家庭でも年間負担額は1万円を超えます。

民間企業からの請求のため意識していないかも知れませんが、一種の税金とも言えるかも知れません。この再エネ発電賦課金は、今後も高くなる見込みです。

LEDの置き換え機種の検討

国内で一般的に買える、主な照明メーカーは以下の通りです。

  1. Panasonic(パナソニック)
  2. オーデリック
  3. 東芝
  4. 日立
  5. アイリスオーヤマ
  6. コイズミ
  7. HotaluX (旧 NECライティング)

簡潔をサイト名に掲げているため、結論から言うとパナソニックのシーリングライトにしました。

理由は以下の通りです。

  1. 他の製品よりも薄くてスッキリ (高さ 90mm)
  2. 明るい (畳数表示の最大光度)
  3. 消費電力が低い
  4. 住設向けを買うと、安い
  5. 調光・調色あり
  6. 明るさが130%になるモードあり

日立の製品(LEC-AHS1210K)も価格が同等で、消費電力も低く、自動明るさセンサーもあって良かったのですが、厚みが138mmと厚かったのでやめました。

ここでポイントなのは、4.の住設向けを買うと安いという点です。

一般販売向け製品と、住設向け製品

現在のパナソニック、以前のナショナルは住宅用設備に強い会社です。

パナソニックでは、一般向けに家電量販店向けに出しているモデル・ルートと、工務店など建築関係の会社に販売しているモデル・ルートがあり、同じ商品であっても後者の方が安いのです。

実際の型番を示してみます。

畳数 一般向け 住設向け
型番 市場価格 型番 市場価格
8畳 HH-CE0844A 15,378円 LSEB1179 13,638円
10畳 HH-CE1044A 26,500円 LSEB1180 15,736円
12畳 HH-CE1244A 23,980円 LSEB1181 17,829円
14畳 HH-CE1444A 38,557円 LSEB1182 23,360円

調べて頂ければわかりますが、これらは型番が異なるものの、サイズ、消費電力、器具光束、質量、リモコンなど、全て同じです。

性能が同じであれば、狙うのは住設向けの商品です。

幸いなことに、インターネット通販が普及した現在では、住設向けのものも簡単に買えます。

電気代による回収期間の推定

LEDに照明器具を交換すると、いくら安くなるのか考えてみます。

今回は、現在の照明に合せて12畳用のLSEB1181 (HH-CE1244A)で計算します。

LSEB1181の定格消費電力は、34.3Wです。
今使っている照明の消費電力は89Wなので、54.7Wの節約になります。

つまり、1時間使うごとに、55W分の電気代が、現在の照明より安くなります。
(実際には、蛍光灯には安定器という部品が入っており、この部品が5Wくらいの電気を消費しますが、割愛します。)

先に計算した電気単価 28.26円/kWhを使うと

28.26円/kWh × (54.7W/1000W) = 1.54円/時間

の電気代の差になります。

あれ、1時間に2円足らず。大したことありませんね?

いやいや、使用時間を考えると、まとまった額になります。

点灯時間で考えた、電気代の削減額

使用時間で、電気代の削減額を考えてみましょう。
年の部分は、1日に10時間点灯した場合のものです。

点灯時間 削減電気代
時間 年換算
5,000 1.4年 7,730円
10,000 2.7年 15,460円
15,000 4.1年 23,190円
20,000 5.5年 30,920円
25,000 6.8年 38,650円
30,000 8.2年 46,370円
35,000 9.6年 54,100円
40,000 11年 61,830円

LSEB1181の現時点での市場価格は18,000円位なので、3年程度で元を取れることになります。蛍光灯の場合は、10,000時間程度ごとに蛍光灯を交換しなければなりませんので、電気代と合わせた差額はもっと大きくなり、回収期間は短くなります。

LEDに変えた場合は、蛍光灯とは異なり細かな調光ができるため、夜間は明るさを下げることで電気代も下がるため、さらに回収期間は短くなるでしょう。

この他、前半の再エネ発電賦課金は、今後も高くなる見込みなので、回収期間は短くなる方向です。
LEDで消費電力が減ると発熱も減るため、エアコンの冷房代もわずかですが減ります。

LEDの寿命は40,000時間(今回の場合、10年間)なので、買い替えに18,000円支払ったとしても、寿命までに43,000円以上の得になりそうです。

この商品に限らず、自分の中では「5年以内に投資用費用が回収できるものは即買い」だと思っていますので、計算後、即決で買いました。

実際に購入して、LSEB1181 (HH-CE1244A)のカバーを外した状態はこんな感じ。LSEB1181 (HH-CE1244A)

たくさんのLEDが並んでいますが、全てが光る訳ではありません。

基盤は8畳用のLSEB1179から、14畳用のLSEB1182まで同じで、光る箇所数で明るさの調整を行っているようです。

ちなみに、lm(ルーメン)表示だと、360度発光の蛍光灯と比べて、LEDの方が小さくなるため使ってみるまで明るさが不安でしたが、全く問題ありませんでした。

標準状態でも、これまでの蛍光灯よりも明るいため、明るさを下げて使っているくらい。
明るさが130%になるモードは、眩しいと言われるくらい、明るいです。

アイリスオーヤマを選ばなかった理由

価格.comのシーリング 売れ筋ランキングを見ると、アイリスオーヤマの製品が上位に来ています。

今回検討した12畳用の機種の場合、アイリスオーヤマではECOHiLUX CL12DL-5.0という機種のランキングが高く、全体でも4位です。価格も5,000円足らずと安い。

でも、選びませんでした。なぜなら、省エネ性能がPanasonicより低いから。

スペックで比較してみます。

項目 Panasonic
LSEB1181
アイリスオーヤマ
CL12DL-5.0
市場最安価格 16,780円 4,780円
消費電力 34.3W 52W
消費効率 160.3 lm/W 100 lm/W
器具光束 5499 lm 5200 lm
演色性 Ra83 Ra85
色温度 2700 ~ 6500 2800 ~ 6000
明るさUP あり 無し

明るさは5%ほどPanasonicの方が上ですが、電気代は151%アイリスオーヤマの方が高い。
簡単に言うと、アイリスオーヤマが採用しているLEDは、Panasonicのものより効率が悪いということです。消費効率の部分にその差が出ています。

この他、パナソニックの製品の方が、色温度の範囲が広いため、あたたかい色からより白い色までを実現できています。最終的には、子供が勉強するときのための、Panasonic製品にある、明るさUP機能がポイントでした。

5499 lmが130%の明るさアップすると7,150 lm程度で、これは14畳を超える広さ向けの明るさになります。明るさに伴って消費電力も44.1Wへと増えますが、それでもアイリスオーヤマの製品よりも省エネです。

点灯時間で考えた、電気代の削減額の比較

先ほどと同じ計算で、現在の蛍光灯から、アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)のECOHiLUX CL12DL-5.0(消費電力 52W)に交換した場合の電気代の削減額を計算してみます。

点灯時間 削減電気代 差額
時間 年換算 Panasonic IRIS OHYAMA
5,000 1.4年 7,730円 5,230円 2,500円
10,000 2.7年 15,460円 12,020円 5,760円
15,000 4.1年 23,190円 15,680円 7,510円
20,000 5.5年 30,920円 20,910円 10,010円
25,000 6.8年 38,650円 26,140円 12,510円
30,000 8.2年 46,370円 31,370円 15,000円
35,000 9.6年 54,100円 36,600円 17,500円
40,000 11年 61,830円 41,820円 20,010円

Panasonic のLSEB1181と、アイリスオーヤマのCL12DL-5.0の価格差は12,000円くらいなので、25,000時間点灯したくらいから、購入費と電気代のトータル費用は、パナソニックの方が安くなります。

LEDの寿命とされる40,000時間の場合、トータル費用はパナソニックの方が2万円ほど安くなります。

照明器具のコストを考えるときは、初期費用(イニシャルコスト)だけでなく運転費用(ランニングコスト)を考えなければならない好例でした。

また、電気代だけでなく、+αの性能差を考えた結果、アイリスオーヤマはやめました。

しかしながら、アイリスオーヤマは、照明以外の分野でも面白い商品を出す会社だと思っていますので、商品の改良をして欲しいところです。

LED照明への切り替えの判断

LED照明への切り替えを、当サイトなりにまとめると以下の通りです。

白熱電球は、即座にLEDに交換でOK

今回は、白熱電球とLEDの交換の場合の計算をしていませんが、白熱電球を使っている照明があり、それが普段使っている照明であれば、即座にLEDに交換してかまいません。

電球タイプのLEDは以前よりも安価で明るくなり、照明器具もそのまま使えるからです。

白熱電球は、寿命が1,000~2,000時間と短く、電気代もとても高いので、何も考えずにLEDに交換してしまった方が、トータルの維持費は安くなります。

電球型の蛍光灯も、LEDに交換でOK

蛍光灯には、専用のソケットの蛍光灯と、E12、E17、E26などで示される電球型タイプのものがあります。

E12、E17、E26などで示される電球型タイプのものは、交換が簡単なので、こちらもLEDに交換で良いでしょう。

問題は、専用ソケット型の蛍光灯

問題なのは、専用のソケット(口金)のコンパクト型蛍光灯です。

具体的には以下の記号があるソケット(口金)の型番商品です。
住宅では、ダウンライトや外灯に使われていることが多いです。

  • FHT
  • FPL
  • FHP
  • FDL
  • FML
  • FHT

これらは、器具側の安定器の問題があるため、簡単にLEDにはできません。また、LEDに交換できたとしても、国産メーカーで生産していないようなので、中華製になります。

ダウンライトでこれらのタイプが使われている時、LEDへの交換は器具ごと交換になります。

しかもこの器具交換には電気工事士の免許が必要なので、電気屋さんに依頼する必要があります。そして、LEDの寿命がきたときも、器具ごと交換のため電気屋さんを呼ぶ必要があります。
照明器具代よりも、電気屋さんに工事を依頼する人件費の方が高くなるかも知れません。

点灯時間が長い部分の照明、例えば24時間点灯する照明は、LEDでも5年と持ちません。
そのため、あえて電球型のE26などのソケットが付いた照明器具に交換して、電球タイプのLEDを取り付けるのがトータルとして安くなるのではないでしょうか。

器具ごと交換の蛍光灯は、消費電力の差と点灯時間で考える

今回の計算のように、蛍光灯を器具ごとをLEDと交換する場合、購入費用は当然ながら、消費電力の差と、普段の点灯時間で電気代を考えるのが良いでしょう。

普段からあまり使わない箇所の照明については、LED交換しても電気代の削減額は大したものではありません。

逆に、点灯時間が長い場所の照明は、購入費用を考えてもトータルで安くなるケースがほとんどでしょう。

この他、もともと蛍光灯が20Wなどの小さな照明の場合、LEDに交換しても10W程度の削減しか見込めないため、器具の交換費用を考慮すると、あまりコスト削減にならないケースもあります。

普段の生活の節約には、初期費用と計算能力が必要

先日、こんなTwitterの書き込みを見ました。

貧困が極まると「ランニングコストを抑えるために必要なイニシャルコストを支払う余裕がないのでランニングコストをかけざるを得ず、節約すらできない状態」になるんだがそのことをイメージできない人も多い。
節約ってある程度まとまった金とコントロール能力の両方があって初めてできる行為なんですよ

全く、その通りだと思います。

今回のLEDに限らず、今年に入ってから、スマートフォンのキャリアの変更、高効率エアコンの買い替えなど、ランニングコストで回収できる部分や、快適性がアップするものに関して買い替えを行っていますが、当然ながら初期コストがかかります。

しかし、省エネになるものや固定費を下げられるものは、一度手間をかければ後は勝手に節約できるのがメリットです。

普段の生活で節約できる所を見直してみては

今回の電気代や、通信会社の変更による固定費削減は、意識しなくても節約できるため効果が高いですが、機種買い替えなど初期費用がかかることが多いです。

最初にも書きましたが、陸マイラー活動や、ポイ活をしている方は、数字に強い方が多いと思います。

ポイントサイトで獲得したポイントをマイルに交換する時や、マイルを特典航空券に交換する時には、計算が欠かせません。
(計算といっても、高等数学ではなく、小学校くらいの計算でも十分なのですが。)

そのような計算が得意なところを生かして、照明器具の変更など、普段の生活の節約を検討してみてはいかがでしょうか。

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