ザ・リッツ・カールトン沖縄 宿泊体験レビュー。南国でのゆったりとした時間で人生を考える

ザ・リッツ・カールトン沖縄 宿泊体験レビュー。南国でのゆったりとした時間 Marriott Bonboy

ザ・リッツカールトン沖縄に宿泊(連泊)しました。

マリオットカテゴリー最上位のラグジュアリーホテルです。
どのようなホテルなのか、当ブログ風にご紹介致します。写真多め。

ザ・リッツ・カールトン沖縄とは?

ザ・リッツ・カールトン沖縄は、2012年(平成24年) 5月28日に開業したホテルです。

ザ・リッツ・カールトンとしては、大阪、東京に次ぐ、国内3つ目のホテルです。

もともとは、2007年に開業した「喜瀬別邸ホテル&スパ」というホテルでしたが、2011年に閉館・改装して「ザ・リッツ・カールトン」として開業しました。

ザ・リッツ・カールトン沖縄 入口

 

ザ・リッツ・カールトン沖縄の場所とアクセス

ザ・リッツ・カールトン沖縄は、住所を書くと「沖縄県名護市喜瀬1343-1」
那覇からは約70km離れた場所です。

那覇空港からは沖縄自動車道を利用して約75分。終点の許田ICを降りて3kmほどです。

ザ・リッツ・カールトン沖縄の近くには、マリオット沖縄がありましたが、2021年10月からはマリオットを脱退して「オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ」になっています。

高台に位置しており、ゴルフ場が周辺にあります。

駐車場は建物の地下のような場所にあるため、雨が降っていたとしても濡れることはありません。

ザ・リッツ・カールトン沖縄 宿泊に必要なポイント

ザ・リッツ・カールトン沖縄は、現金は当然ながら、マリオットのBonvoyポイントを利用して宿泊することもできます。

ザ・リッツ・カールトン沖縄のマリオットは、カテゴリー分類があった時には最高位の「8」でした。

カテゴリー分けされていたときに宿泊に必要なポイントは以下の通りでした。
なお、このポイントは、スタンダードの部屋の場合です。

オフピーク
(閑散期)
スタンダード ピーク
(繁忙期)
70,000 85,000 100,000

現在はカテゴリー分制度が終わり、宿泊日によってポイントが変化します。

マリオットのBonvoyポイントは、宿泊の他、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(旧 spg AMEX)のクレジットカード利用によっても貯めることができます。

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オフピークの70,000ポイントは、このMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで、約233万円の支払いをすると貯められます。
85,000ポイントだと、約283万円の支払いです。

現金でこの金額を支払ってもリッツカールトンには宿泊できませんが、Marriott Bonvoy AMEX プレミアムカードを使えばポイント宿泊できるということです。

5連泊以上のロングステイ特典

ザ・リッツ・カールトン沖縄に限りませんが、Bonvoyポイントで5連泊する場合、4連泊分のポイント数で5泊目は無料になるという割引サービスがあります。

予約段階において、ポイント泊で5連泊分の空室がある場合に限りますが、日程が許すのであれば利用しない手はありません。

さらにリッツカールトン沖縄では、5連泊以上の宿泊者に対して、ロングステイ特典として下記の特別サービスがあります。

  1. ホテル館内レストランでのお食事・ドリンク10%OFF
  2. ザ・リッツ・カールトンブティックの商品 10%OFF
  3. 滞在中のランドリー利用 10%OFF
  4. ヒートエクスペリエンス(スパ棟温浴施設)の無料利用
  5. ザ・ロビーラウンジでのアフタヌーンティーセットプレゼント (滞在中 1回)
  6. ザ・リッツ・カールトンスパ by ESPAでのトリートメント利用で、ESPAアイテムをプレゼント

同じ、ザ・リッツ・カールトンでも、東京、京都にはコインランドリーがありますが、ここ沖縄にはコインランドリーがありません。そのため、ランドリー10% OFFは地味に有難いサービスです。

ネット上の情報では、コインランドリーが設置されているマリオット沖縄までの送迎サービスがあったようです。

しかし、マリオット沖縄は、2021年9月末でマリオットを脱退して「オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ」になってしまったので、現在はどうなっているのか分かりません。

この他の近隣のコインランドリーは、名護市内の方に行かない限り、無いと思います。

ザ・リッツ・カールトン沖縄に入館

駐車場はバレーパーキングもありますが、私が訪問した時期はセルフサービスのみでした。

ザ・リッツ・カールトン沖縄近くのマリオット系ホテルとして、ルネッサンス リゾート オキナワもバレーパーキングですが、個人的にはセルフサービスの方が気が楽です。

正面入り口から入ると、ロビー付近は広々。

ザ・リッツ・カールトン沖縄 ロビー・入口付近

沖縄らしく、窓という窓が全開放の状態でした。

天気が良いと、”沖縄” という感じがさらに強くなります。

リッツカールトン沖縄 建物外観晴天

リッツカールトン沖縄は高台にあるため海には面していませんが、屋外プールと室内プールがあります。

沖縄は本土と比べて、セミの鳴き声も違えば、カエルの鳴き声も違います。

夜の静かなリッツカールトンで外に出て、ソファーに座っているだけでくつろげます。

ザ・リッツ・カールトン沖縄 客室の様子

私がザ・リッツ・カールトン沖縄に滞在したのは、夏のピーク時。

そのため、Bonboy会員のステータスによる部屋のグレードアップはありませんでしたが、個人的にはスタンダードの部屋で十分です。スタンダードの部屋でも45m2あります。(アパホテルのシングル・ダブルだと4部屋分くらい)

ザ・リッツ・カールトン 客室ベッド

ベッドはシーリー製。好みはあると思いますが、私としてはよく眠ることができたベッドでした。

ベッドの反対側にはテレビとテーブル。

リッツカールトン沖縄のテレビとテーブル

写真はありませんが、テレビの下(カウンターテーブルの下)には冷蔵庫が設置されています。

洗面台は2ボール。

ザリッツカールトン沖縄の洗面台

洗面台の右側(廊下側)はシャワーブース。

ザ・リッツ・カールトン沖縄のシャワーブース

写真のように、シャワーブースから洗面台が見えます。ここザ・リッツ・カールトン沖縄に限らず、シャワーブースやバスタブが洗面室から見えるのは良くあるプラン。

シャワーブースの隣はトイレになっています。

洗面所の左側(海側)にはバスタブ。ビューバスです。

バスタブの向こうはゴルフ場で、その先に名護湾が見えます。

ザ・リッツ・カールトン沖縄のバスタブ

写真は窓側がフルオープンになっていますが、もちろん目隠しできます。

ザ・リッツ・カールトン沖縄は海に面していませんが、遠くに見える名護湾は、天気が良いと海の色が場所によって大きく変わり、とても綺麗です。

ザ・リッツ・カールトン沖縄から見える名護湾

ザ・リッツ・カールトン沖縄に近い「道の駅 許田」から名護湾を空撮するとこんな感じ。

道の駅許田近くから名護湾を見る

ザ・リッツ・カールトン沖縄の滞在期間中、全ての日程が晴れていたわけではありませんが、天気の良い名護湾はとても綺麗です。

アメニティ

シャンプー、コンディショナー、ボディローションなどのアメニティはイギリス Aspreyのもの。

ザ・リッツ・カールトン沖縄のアメニティはイギリス Aspreyのもの

 

洗面台の引き出しの中に、歯ブラシやクシが入っています。箱入り。

ザ・リッツ・カールトン沖縄のアメニティ

中身は左側から、ヘアブラシ・くし・髭剃り・爪磨き・そして歯ブラシが2つ。

ザ・リッツ・カールトン沖縄に限った話ではなくホテル全般ですが、ホテルに備え付けの歯ブラシや髭剃りは、ドラッグストアで市販されている物と比べると使用感が劣るので、いつも持ち込んだものを使っています。

ただし、ザ・リッツ・カールトンにある木製のヘアブラシ(写真左端の大きめの箱)は使い心地が良いので、好んで使っています。
(ザ・リッツ・カールトン沖縄だけでなく、東京、京都のリッツカールトンでも同じヘアブラシあり)

ちなみに、ハブラシについては、(マリオット系ではありませんが) ロイヤルパークホテルで採用されている、再生プラスチックを使ったシントワールド社の「エコアメニティシリーズ」のものが、これまで泊まったホテルで最も良い感じ。特にブラシ部分。

逆に良くなかったのが、大阪市の「W大阪」の木製ハブラシです。

洗面台の背面、シャワー近くには、ボディタオル、ソープ、沖縄のバスソルト、バスローブなどが置かれています。

ザ・リッツ・カールトン沖縄 バスソルト、ボディタオル

入口のカウンターには、よく見るネスプレッソのエスプレッソマシーン、紅茶(TWG)の他、無料のミネラルウォーターが。

ザ・リッツ・カールトン沖縄 コーヒー、紅茶、ミネラルウォーター

なお、ミネラルウォーターは客室だけでなく、プールやフィットネス、ヒートエクスペリエンスなど、施設内のあちこちに置いてあり、喉の渇きに困ることはありません。

 

クローゼットの中には、リッツカールトンのロゴ入りビーチサンダルがあります。
滞在中、このビーチサンダルを履いている時間が長かったので助かりました。

ザ・リッツ・カールトン沖縄のビーチサンダル

なお、沖縄にあるマリオット系ホテルとして、シェラトン沖縄サンマリーナリゾートと、イラフSUIラグジュアリーコレクション、そしてリッツカールトン沖縄は持ち帰り可。

ルネッサンスリゾートオキナワはビーチサンダルの持ち帰りNG(再利用するため)

クローゼット近くの引き出しの中に、ワッフル素材のパジャマが入っています。上下が分かれたタイプ。
写真の右側にあるのは、フード付きのガウン。プールに行く時に使います。

ザリッツカールトン沖縄 パジャマ、ルームウェア、室内着

このパジャマは、フロント近くの売店で購入できます。

私は、今は無きマリオット沖縄で買った、ワッフル記事のパジャマを普段使いしているため、ここ、リッツカールトンでは買いませんでした。

グスクでの朝食

朝食は、3階のロビー階にあるグスクで。グスクは、沖縄で城を表す言葉です。

ザリッツカールトン沖縄 グスク

ザ・リッツ・カールトン沖縄の朝食はビュッフェ形式。

グスク内は、大人の落ち着いた空間のため、ビュッフェの料理が並んでいる写真は割愛。

適当にとって来て、撮影するとこんな感じ。

ザ・リッツ・カールトン沖縄 朝食 グスク

料理は、沖縄料理がいくつもあります。
私は料理が苦手で、盛り付けも苦手なので写真はこんなクオリティでご勘弁を。

朝食後半のフルーツ、スイーツとコーヒー。

ザ・リッツ・カールトン沖縄の朝食

普段の平日は、家を出る時間を気にしながら食べる朝食も、ここ、ザ・リッツ・カールトン沖縄では時間を気にすることなく、ゆっくりと。

何かをする訳でもなく、ゆっくりとした時間を過ごすのは、貴重だなと思います。

プール(屋外)

写真は、屋外のプール。
室内のプールは、フィットネスなどがある別棟にあります。

ザ・リッツ・カールトン沖縄 屋外プール

滞在初日にプールに入ったときは、写真のプール左側(海側)から水が綺麗にあふれて、水が供給されているのが分かりました。一般的なプールでは常時、水が供給されるため、このようになります。

しかし、翌日や翌々日などに入った時は水があふれることがなく、水が供給されているのか不安になりました。
プールの水は、滞在初日と比べて少し淀んでいる感じだったので、滞在後半は利用を控え気味に。

写真の右奥にキッチンカーが映っていますが、2022年5月12日、火災によって燃えています。けが人などが居なくて良かったです。

なお、ザ・リッツ・カールトン沖縄は海に面していないのでビーチはありませんが、ビーチまでの送迎サービスがあります。

ザ・リッツ・カールトン・スパ沖縄 (別棟)

ザ・リッツ・カールトン沖縄のホテル棟から、道路を挟んだ南側に、ザ・リッツ・カールトン・スパ沖縄と呼ばれる2階建ての施設があります。

ホテル棟から送迎もありますが、近いので徒歩で行けます。

道路を超えるためのトンネルを通り、南国の森というような雰囲気の場所を超えたら到着。

ザ・リッツ・カールトン・スパ沖縄

ザ・リッツ・カールトン・スパ沖縄にある施設は以下の通り

  • フィットネス
  • スパ
  • 室内プール
  • ジャグジー
  • 温浴施設(ヒートエクスペリエンス)
  • 休憩室

フィットネス

ザ・リッツ・カールトン・スパ沖縄にあるフィットネス。

ザ・リッツ・カールトン・スパ沖縄にあるフィットネス

マリオット系ホテルの多くに設置されています。
裕福な方は健康を大切にするため、一定ランク以上のホテルにフィットネス設備は欠かせません。

大浴場だけであれば、APAホテルにもありますがフィットネスはありません。

最近のビジネスホテルに大浴場が増えているのは、各部屋の浴室の利用が減ることで、建物トータルとして清掃費が減り、結果としてコストダウンに繋がるのが理由です。

フィットネスはホテル運営費のコストダウンではなく、コストアップに繋がるだけなので、一定ランク以上のホテルでないと設置されません。

温浴施設(ヒートエクスペリエンス)

ザ・リッツ・カールトン沖縄に滞在中、最も利用したのが温浴施設(ヒートエクスペリエンス)でした。

ヒートエクスペリエンスの料金は、1名 3,000円(税・サービス料別)ですが、5連泊以上する場合には、ロングステイ特典として、何回でも無料で利用できます。16歳未満は利用できないため、とても落ち着いた環境です。

訪問時、温浴施設(ヒートエクスペリエンス)はいつも空いており、貸し切り状態でした。

温浴施設の中は、洗い場、大浴槽の他、ドライサウナ、そして(風化珊瑚タイル)岩盤浴があります。

ヒートエクスペリエンス

ザ・リッツ・カールトン沖縄に滞在中、最も利用した施設がこの岩盤浴でした。

風化珊瑚タイル岩盤浴

岩盤浴のベッドは3つ。

サウナと比べて温度が低いので、最初に入った時は大して汗をかかないだろうと思っていましたが、物凄く汗が出ます。

基本的に岩盤浴を利用する人は少なかったのですが、人が居るときは皆スマートフォンを岩盤浴に持ち込んで、ニュースやウェブサイトを見ているようでした。

そういう私も、スマートフォンを見ながら岩盤浴の時間を過ごして、たくさんの汗をかいていました。

自然に囲まれた環境で、清潔な岩盤浴は、とても良い時間を過ごすことができました。

 

ザ・ロビーラウンジでのアフタヌーンティー

ロビー階、エントランスを入って左側にある、ザ・ロビーラウンジ。

13時~18時の間、アフタヌーンティーサービスを利用できます。

ザ・ロビーラウンジでのアフタヌーンティー

写真は2名分。

上段はスコーンとはちみつ、ジャムなど。中段は、スイーツ。

ザ・ロビーラウンジでのアフタヌーンティー 拡大写真

下段には軽食。
3人で2名分を食べましたが、お腹いっぱいになってしまいました。

なお、写真はありませんが、ザ・ロビーラウンジからは夕日が綺麗に見えます。

ザ・リッツ・カールトン沖縄の夜

ザ・リッツ・カールトン沖縄では、夜になると中庭の水際に置かれた照明が水に揺れて幻想的です。

ザ・リッツ・カールトン沖縄の夜

リッツカールトン沖縄は、国道58号から離れているため車の音は気にならず静かな環境で、夜になると、カエルや虫の声が聞こえてきます。

沖縄の蛙は、本州にはいない種類で、鳥かと思うような鳴き声です。

リッツカールトン沖縄の夏は、ロビー階のドアなどは開きっぱなしでとても開放的。
外に出て、沖縄の風を感じながら水辺に揺らめく光を、何かをすることなく見ていると、穏やかな感情になります。

 

人生の過ごし方を考える

今思い出してみても、リッツカールトン沖縄、そして沖縄旅行そのもので、とても貴重な時間を過ごすことが出来ました。

アラフォーになり、平均寿命を考えると、人生の折り返し地点を過ぎた頃。

この年になると自分の周りでも、この世を旅立ってしまう方が増えてきました。

人の一生というのは、長いようで短い。
余程の偉人でもない限り、世の中のほとんどの方は、亡くなって100年も経てば、世の中から忘れられてしまうものです。

自分はこの人生で世の中に何を残し、社会に対して良くすることができるのか。
答えのない問題をときどき考えます。

時間もお金も大切だけど、豊かな時間の過ごし方にお金を使うというのは、より良い人生にとって必要なこと。
リッツカールトン沖縄で、ゆったりとした時間を過ごすこともあるものの、普段の生活は質素。
今の私の座右の銘は、「足るを知る」です。

最後にもうひとつ言えることは、陸マイラーになっていなければ、今回のような旅行をすることは無かっただろうということ。

旅のハードルを下げるための陸マイラーの活動は、人生を豊かにする方法だと思います。

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